DeNAの「人」と「働き方」の " 今 "を届ける。

ビジュアルオーナー・渡辺孝夫のDNA

2017.10.13

個性的かつ唯一無二のDNAが集合したDeNA。
何といってもその魅力は人にあり!  
働くスタッフの業務内容からプライベートまで公開します。

渡辺孝夫のDNA

デザイン部 コンセプトアーティスト/ビジュアルオーナー(VO)


・オールラウンドなコンセプトアーティスト
・仕事もプライベートも全力一直線
・個展もやるけど週4ボルダラー!

ーーチームのゲーム作りの特徴を教えてください。

渡辺:「ヴィジュアル・オーナー」の略称である※『VO』という立ち位置でゲームに携わることが多いのですが、ゲームの立ち上げ初期からアートとしていろいろなビジュアルの提案を「実際に手を動かしながら」進めていくことが多いです。

※DeNAでは、アートディレクターよりも広い目線で「アート全般のクオリティ責任者」を担当する役割を『VO』として定義しています。

現在携わっている開発も複数ありますが、たとえば、

■外部制作スタッフを主軸にした開発の場合

週に複数回現場に足を運びつつ、基本はDeNA内で主要メンバーと一緒に開発進行を担います。具体的には、

・UIデザインコンセプトの提案
・キャラ/敵/背景/アイテム/その他2Dに関わるデザインのディレクション
・演出、オープニング映像などビジュアルのキーになる部分の監修

2D/画面として再現されるものに関しては基本すべてにディレクション権限を持つ携わり方をしています。

■社内新規開発の場合

現在は自分が携わっている新規開発ではコンセプトアーティストとして在籍しています。開発が初期段階ということもあり、「まずは世界観はどんな内容か」に焦点を当てさまざまな絵を実際に描いています。完成した内容を元に、本プロジェクトのプロデューサー、企画、3D班と連携し議論をしている最中です。この段階は非常に重要で、ここでの議論が今後のゲームクオリティの品質に直結してくると思っているのでまったく気は抜けません。この制作段階の後、VOとして幅広くデザインに携わるか、コンセプトアーティストに少し比重を置いた内容になるかは現状だとまだ未定という環境です。

ーーDeNAに興味を持ったきっかけ、入社を決めた理由を教えてください。

渡辺:元々は、コンシューマーゲームの開発会社に5年ほど勤めていました。その会社でも、主に2Dイラスト業務に携わっていましたが、1本に対しての開発スケジュールが長く、勤続年数に対してそれほど多くの本数のゲームに携われることはありませんでした。転職しようと思ったきっかけは、純粋に「もっと多くのゲーム開発に携わりたい」と思ったからです。

「いろいろな絵を描きたい」という意識も高かったと記憶しています。またその当時ソーシャルゲームも非常に盛り上がっており、なんだかその世界が光って見えたんですよね。

ちなみに、DeNAに興味を持ったのは、上記であげた「やりたいことが叶いそう!」ということが大きいのですが、もう一つ理由がありましてそれは「会社がヒカリエにあったから」です。当時、この渋谷のヒカリエはオープンしたばかりでデザイナーとしてはシンプルに「職場がオシャレだ」という内容が大きく心に響いてしまったというわけです(笑)。

ーー印象に残っている案件、事柄について教えてください。

渡辺:やはりDeNAで一番印象に残っているのは、自社オリジナルIPで作成したパズルゲーム、「パズル戦隊デナレンジャー」の開発でしょうか。このゲームもVOとして携わっていました。

このゲームのコンセプトは「社内で気軽に小ぶりのタイトルを1本リリースしよう!」というものでした。そのコンセプトがあったこともあり、開発初期から「アートはほぼ一人で作る」というテーマも掲げていました。通常、ソーシャルゲームはデザインの数が多いので複数人で開発するのが当たり前なのですが、たくさん絵を描きたい欲求があったのでこのプロジェクトに参加を決めたと記憶しています。

最終的にはゲームボリュームも増えて数人の方と協力してデザインを作成していましたが、このプロジェクトではたくさんの絵を描かせてもらえて、苦労はしつつも楽しく、非常にやりがいを感じました。

このゲームは2年の運用期間を終えて、現在は配信が終了しています。もう遊べないのですが、自分の中には凄く印象に残っている仕事になりました。

ーープライベートとの両立はどのようにしていますか?

渡辺:趣味でボルダリングをしているのですが(始めて2年になります)、平日も定期的に会社の帰りにボルダリングジムに行き、仕事と趣味を毎日堪能しています。

実はこのスポーツを始めるまでは趣味が仕事、ぐらいの勢いでしたので、本当に朝早く、夜も遅くまで喜々としてとにかく仕事をする人間でした。ですが、ボルダリングと出会い、今では毎日ほぼ「20時までには退社、その後ジムで2時間登る」を習慣としています。平日週に4日は登っているんです。

仕事人間すぎた時と比べ、仕事の効率が落ちているかといえばそうでもなく、むしろ「登る時間を確保するために常に効率化」をより意識するような考え方になったので、昔よりも仕事はたくさんこなせる環境になったかもしれません。やはり一日はメリハリがあったほうが個々のことに対してしっかり取り組める気もしていて、改めて趣味っていいなぁ~と思っています。

ーー1ヶ月お休みだよ!といわれたら何をしますか?

渡辺:今まさにお休みが取れるなら……。自分の個展の準備を集中してやりたいです。
実は毎年一回、自分の個展を小さくですが原宿でやっていまして、その開催日が10月と迫っているのですが……実はまだあまり準備ができていません。

ですので、休みがまとまって取れればきっと個展の準備をすると思います! ……といいつつボルダリングしに行っちゃうのかもですが(笑)。

※本記事掲載の情報は、公開日時点のものです。
※ゲーム事業部で運営されていたオウンドメディア『GeNOM』で掲載した内容を転載しています。
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