PEOPLE
20.11.11
若きデザイナーたちに託されたサマーインターンシップのUX設計。怒涛の1ヶ月に迫る

2020年9月12日、13日にサマーインターンシッププログラムの一つ、「ゲームグラフィックスコース」が初のオンラインで開催されました。その企画運営を担ったのは、19卒の若きデザイナー6名。好評を得たそのプログラム内容は彼らが総当たりで検証し、0→1でつくり上げたものでした。前例のない、正解のない、初めてづくしの企画運営を任された彼らが、どんなプロセスを経てサマーインターンシップのUX設計を行ったのか。
「これからのクリエイター人生を考えるひとつのキッカケを提供する ~リモートなのに死ぬほど手厚いサポートでめちゃくちゃ成長を味わえる2日間~」のコンセプトを掲げ、「学生に体験してほしいこと」をひたすら考え抜いたインターンシップ。同じ19卒で人事担当として彼らをサポートした海野 悠(うみの はるか)と共に、その道なき道を振り返ってもらいました。
目次
前例はない。アサインされたのは「体験ベースのモノづくり」

海野
DeNA史上初のサマーインターンシップオンライン開催、前例もなく、企画から実行まですべて19卒の皆さんがリードするという難易度の高いプロジェクトだったと思いますが、アサインされたときはどんな状況でしたか。

村尾
7月頭に上長からサマーインターンについて相談したいと連絡があったのが最初でした。今年は新型コロナの影響でオンラインで開催することが決まり、誰もが初めて経験する異例の状況で。ただ話をいただいた時は、人事や先輩方のサポート役として参加する程度だと思っていたので、19卒メンバーと相談して、どんなサポートができるだろうとそれぞれ案を持ち寄って話をするくらいだったんです。

正面右:新明 玲奈(しんめい れな)サマーインターンではZoom背景制作や部署内での取りまとめなどを担当。現在はUI/フロントチームに所属。趣味は旅行と、犬を眺めること。

本多
私も「恒例のイベントが今年も始まる」くらいに考えていました。企画を立てたり、参加者のフォローをしたり、過去に先輩方がやってきたことを我々もやるんだという認識で。まさか19卒がメインでサマーインターンの企画運営を任されるとは思ってもいませんでしたね。


新明
私もそう。8月のプロジェクトメンバーとのキックオフで企画運営にシニアメンバーが関わらないことがわかって、自分たちの置かれている状況を理解しました。

金田
自分たちがインターン全体をリードしていかないといけない。しかも本番まで残り1ヶ月、みんなで「じゃあどうする?」と。プロジェクトの重みを感じた瞬間でしたね。


遠山
やり方を1から見直さないと本番には間に合わない。正直「やばい、できるのか?」と一瞬戸惑いました。でもメンバーの熱量に感化されて「やるしかない」とすぐに気持ちを切り替えられたのは大きかった。自分もサマーインターンを経て入社していることもあって、当時自分が参加して得た気づきや体験を学生さんに届けたいと思いました。

右:海野 悠(うみの はるか)当時ヒューマンリソース本部人材開発部新卒グループにて、新卒採用を担当。サマーインターンでは過去のノウハウを用いてのサポートや社内調整などを行う。現在は異動しゲームのマーケティング業務に携わる。趣味は写真撮影と散歩。

金田
そこから怒涛の1ヶ月。村尾さんがチームのリーダー役となり私たちを引っ張ってくれました。

村尾
初のオンラインかつ若手主催と初めてづくしのプロジェクト。企画はメンバー全員で練りながら、運営はそれぞれ担当分野を決めて各人で動こうと話し合って。何が正解かわからない、不安を感じていたそのタイミングで当時HRにいた海野さんがチームに参加してくれて、まずはやることを整理しようと即座に動いてくれたのは心強かったですね。


山本
毎日ミーティングを入れて、みんなでとことん議論して。出てくるアイデアをまとめて整理して、あと過去のインターン資料等、集められるものを回収して情報を精査して……。本当に手探りでした。そんな中での海野さんの参加は本当にありがたかった。人事の視点もたくさん取り入れながら「どんな体験を学生さんに届けたいのか」を掘り下げていきました。

新明
全体管理は村尾さん、サマーインターン本番前の懇親会は山本さん、当日のタイムスケジュール管理は金田さん、学生環境の把握と改善は遠山さん、資料づくりは本多さん、そしてシニアメンターとの連携は私。

金田
今考えても最適な役割分担だったと思います。ずっと気になっていたのは、本多さんがなぜ時間のかかる資料づくりを一手に引き受けてくれたのかということ。あらためて聞いてみたいですね。

本多
(笑)。このプロジェクトがアサインされた時期って、本配属直後でみんなそれぞれの場所での業務がスタートしていたタイミングでした。メンバーの状況を確認していくなかで、僕が今一番動ける状態なんじゃないかって。それで資料作成は全部巻き取ろうと思ったんです。

村尾
本多さんに任せて本当に正解でした。DeNAってお堅い印象を持たれがちだけど、実際中に入って見ると、特にデザイナーは遊び心を持ったアットホームな方が多いと感じます。その雰囲気を資料に込めたいってポリシーを持っていてくれたのはとても良かったなと思います。
インターン当日に使用したスライドにも、学生さんが思わずクスッとして和むような仕掛けがふんだんに込められていて、おかげて私も緊張せずに司会進行ができました。
プロジェクトを加速させたメンバー同士の信頼と尊敬


海野
メンバーの誰もが実務でプロジェクトを進めたことがない中、それぞれ得意分野に手を挙げて役割分担したことで、推進力につながったと思います。メンバー同士お互いをどう見ていたのでしょうか。
せっかくなので、指名しながらリレー形式で各メンバーをどう見ていたか聞かせてください。まずは、本番前の学生さんとの懇親会をまるっと引き受けて盛り上げてくれた山本さんについて、金田さんどうですか。

金田
ひたすらすごいと思っていました。懇親会は学生さんとの最初の接点になる重要な場なので準備も大変だったと思うのですが、当日に向けて万事滞りなく進行していく姿に頼もしさを感じていました。
山本さんは、いい意味で心配性で、「あれはどうなの?」「これは大丈夫?」と、私たちが想定している何倍ものシチュエーションを洗い出してくれて、いろんなことに気づくきっかけを与えてくれました。そのおかげで、大きな問題なくサマーインターンを終えることができたのかなと思います。

海野
では次に、山本さん。新明さんの強みはどんなところだと思いますか?


山本
新明さんは、シニアメンターとの連携など、部署内のとりまとめを担ってくれたのですが、UIチームで業務が立て込んで忙しい中でも、シニアメンターの方々と丁寧にやりとりしながらガシガシ調整していくバイタリティがすごいと思っていました。加えて、インターン用のZoom背景のデザインを一晩でつくったり、タスク漏れなくカバーしてくれるから、本当に心強かったです。
それからムードメーカーの一面もあって、冗談を言ってみんなを笑わせたり場を和ませてくれる場面も多く、楽しくこのプロジェクトに向かうことができました。

新明
オンラインで集まって、夜遅くまでみんなで話し合いながらの進行でしたよね。今思うと、コロナ禍でリモートワークがメインになる中、同期でひとつのプロジェクトに向かって話し合える時間はとても貴重だったと思います。

海野
現場の雰囲気がとても伝わってきますね。では新明さんから見た遠山さんの取り組みはどうでした?

新明
遠山さんは学生のインターンで使用するツールやトラブル対応がメインだったのですが、学生が使えるツールを確認して、特徴をしっかり把握した上で班分けに動いてくれて、的確でしたね。知識があればこその動きで、適材適所とはこのことだなと感じました。

村尾
本番まで時間がなかったこともあり、担当分野を決めてからは各人がそれぞれ動くという状況で、学生の環境周りについても遠山さんにお任せで……。丸投げしてしまったにも関わらず、何がトラブルのもとになりそうかといった細部まで考えてチーム分けをしてくれていました。本業で相当忙しい中、任せてすぐに取り組んでくれたのにも感動しましたね。

海野
あらためてお互いどう見ていたのかがわかるのって良いですね。遠山さんから見た本多さんはどうでした?

遠山
本多さんも自分の担当だけじゃなくて、周りのメンバーの状況に気を配りながらフォローしてくれたり、巻き取ってくれて。終始安心感を与えてくれました。資料づくりも、制作中の資料をSlack上で共有して、みんなの意見を取り入れながら見直し、精度を高めていってましたよね。すごくいい進め方だなと思ったし、私も見習いたいと思いました。

本多
面と向かって褒められると照れますね(笑)。


海野
では本多さんから見た金田さんは?

本多
金田さんは事業部でエフェクトの研修担当をしている最中でめちゃくちゃ忙しいと思うのに、インターンプログラムの土台をつくってくれたり、当日はスケジュール管理で裏方に徹して重要な部分をやってくれたり。出てくる課題を率先してひろって解決していってくれた。「金田さんに任せておけば大丈夫」というのは、メンバー全員が思っていたと思います。

金田
そう言ってもらえるとやった甲斐があったなと思います。チームのみんなに感謝ですね。

海野
では最後。本多さん、新明さん、リーダー村尾さんはどうでしたか?

本多
リーダーは誰にでも務まるものではないと思うけれど、このプロジェクトが大変だという感情も共有して、周りのメンバーを気にかけて細やかな気遣いとパワフルさで引っ張っていく理想的なリーダーでした。

新明
私は村尾さんのマネジメント力を改めて実感しました。チームをまとめたり、ことを進める力もあって。立場や年次関係なく、しっかり意見を伝える姿勢は魅力的で見習おうと思いました。

村尾
なんか泣けてきますね。入社してからずっと研修を共にした仲間でお互いの得意分野がわかって役割分担できたと思うし、しっかり信頼し合えるからこそ難しい局面でもチーム力で突破できました。プロジェクトを完遂できたのは、このメンバーだったからだと思っています。
説得力を持った作品をつくれるように

海野
コンセプトにあった「クリエイター人生を考えるひとつのキッカケを提供する」ですが、今回「言語化すること」「リモートワーク」に焦点を当てたのはどうしてでしょう?

村尾
それについては、金田さんから話してもらうのがいいんじゃないかな……。


金田
はい。デザイナーの面接では、ポートフォリオを見せてもらって作品について説明してもらうことがあるのですが、今回サマーインターンの面接官として学生さんと話をした時、作品の制作意図をうまく言葉にできないことで自分の作品の魅力を十分に伝えきれていないのではないか、と感じることが何度もありました。
作品を制作する時に、「なぜ、どうしてこのデザインにするのか」というところをしっかり言語化して表現できれば、作品にもっと自然に説得力を持たせられて、相手に自信を持って伝えることができるんじゃないか。そして、それがデザインの力を伸ばす近道になるのではと思ってメンバーにその想いを共有したんです。

村尾
金田さんの話を聞いて、私たちもそれは日々の仕事で感じていることだと思いました。特にUIをデザインしていく時はそれが欠かせない。コンセプトのディテールを細部まで言語化していくと、困ったときにそこに立ち戻ることができるというか……。

新明
私もすごく共感しますね。どうつくっていけばいいのかわからなくなって自分のコンセプトを見直すとき、言語化することが自分を照らす道になる。普段から課題として意識していることもあって、学生に「自分の表現したいものについて深掘りし軸を定める」体験をしてほしいと思いました。


海野
もう一つの「リモートワーク」についてはどうですか。

本多
コロナ禍でほぼリモートワークになって、今年入社の20卒のメンバーがリモートワークならではの課題を抱えていると聞きました。新しい働き方への移行が進む中で、来年社会人になる22卒のみんなもきっといろんな不安があるだろうと。それで、今回のサマーインターンに参加することで、リモートワーク下のDeNAの実態を伝えたいという意図がありました。

新明
たとえば新しいツールの機能を使うとき、社内にいれば周囲のメンバーに聞いたり、教えてもらうことも容易にできますが、リモートだとそうはいかない。
最初は戸惑うこともありましたが、「課題を見つけて改善して」を繰り返しながら、チームでも個人でも、進化している実感があります。実際にリモートワークで仕事をしている経験を通して、「初めは不安でも意外とできるよ」ということを学生たちにも体験してもらいたかったんです。

村尾
私たち19卒は、入社後社内での研修や業務を経てコロナ禍のオンライン業務に移行した、学生さんに最も近い世代です。シニアメンターとも実際に社内で会ったことがあるというのは、プロジェクトを進めるうえで大きかったと思います。
こだわり抜いた、アウトプットの質


海野
私がプロジェクトに入って感銘を受けたのは、0→1の体験や世界観のつくり込みのレベルの高さでした。前例のないプロジェクトで質の高いアウトプットが出せるのは、さすがデザイナーだなと思いました。みなさん今回のサマーインターンを振り返ってみてどうですか。

金田
私たちは、入社後ずっと一緒に研修を積み、切磋琢磨してきた仲間です。お互いの得意なことをわかっているから、安心して任せられました。仕事を振る側も、振られる側も、ストレスなくできたのはラッキーだったと思います。

山本
メンバーそれぞれの業務状況や進捗具合を共有しながら、みんなで補完し合って漏れなく、抜けなく、このプロジェクトに向かえたと思います。本人が言わなくてもお互いの忙しさを汲んで巻き取っていけるのは、チームワークの賜物でしたね。

本多
確かに。みんな平等に同じ量の仕事をじゃなくて、サマーインターンを成功させるって目標を定めてみんなでひとつになって進めていった実感が強いです。

新明
偶然ではあるけれど、個々の負担とまとまりという点で6人という人数も最適だったんじゃないかと思います。個人的には、自由度も難易度も高かった今回のプロジェクトを通して、裁量を持って任せられる環境に身を置くことの意義を感じています。新卒気分が抜けて、シニアメンバーの方たちと同等にやっていくんだという意識が高まりました。

村尾
私は、メンバーの人間味というか奥深さを知りました。デザイン面におけるスキルの高さには絶大の信頼を置いていましたが、今回は仕事への責任感だったり、思いやりつつ議論してくれたり。一緒に仕事する上で、みんな最高だなと思いました。

遠山
私は、当日学生さんがすごく喜んでくれていたのが印象に残りました。私たちが伝えたかった言語化の大切さへの気づきは大きかったと思うので、もし次があるなら、ポートフォリオのメインコンテンツができるくらいの「これがつくれたぞ」という達成感を味わってほしいなと思います。

本多
今年はオンラインでのサマーインターン実施ということもあって、本来なら3〜4日かけてやる内容を2日間に凝縮し、学生さんにはスケジュール的に無理をさせてしまったかもという想いがあります。欲を言えばキリがありませんが、もっとじっくり学生さんと向き合って、新しい可能性への気づきの機会を増やしてあげたかった。あと、今回の運用はかなりマンバワーで乗り切った印象があるので、次はもっと計画的に、余裕を持って取り組みたいです。

村尾
同感。企画としては周囲の協力もあって完成度の高いものができたと思いますが、これを今後展開できる運用フローに落とし込むところまでできたらもっと良かったと思います。現在担っている業務領域においても、最初の要件定義がいかに大事かを痛感していますね。
サマーインターンを終えて、リモート下での今後の目標


海野
オンラインでのサマーインターンを今回やり遂げましたが、日々の業務への向き合い方で変わったなと思うところはありますか?

金田
私は最初からリモートに抵抗はなかったのですが、サマーインターンで人と話す機会が増えて、雑談レベルのインプットがこの半年間減ってしまっていたことに気づきました。以前だと社内でこのゲーム面白いよとか、こういう技術があるんだってという話は日常のものでしたが、これからは自分から積極的にコミュニケーションを取りに行かないと難しいかもと思っています。なので、最近は「今、ちょっと話さない」と、自分からオンラインミーティングをセットして話す時間をつくるようにしています。

山本
私も先輩との会話の機会が少なくなったので、ダイレクトメッセージで聞いたり、Slackをまめにチェックしたり、事業部の情報をしっかり確認するようになりました。
リモート下で気軽に残業できる環境に甘えて、制作時間がダラダラ伸びてしまう……なんてことのないよう意識的にスケジュールをまめにカレンダーで立て、モノをつくるときは「絶対にこれでユーザーさんを喜ばせるぞ」って自分を奮い立たせています。これは、サマーインターンでは時間効率が悪かった部分もあったので、そこから得た学びでもありますね。


新明
私はメンターをやってみて、自分の強みというか学生とのコミュニケーションや、シニアメンターとの取り次ぎ等、調整役が得意だと気づくことができました。自分が関わるプロジェクトのメンバーの方々が忙しいということもあって、自分の中で仮説を立て、しっかり調べてから聞くようにしています。リモート下ではより的確な言葉選びとコミュニケーションで効率よく伝える力を磨いていきたいです。

村尾
私は逆に、齟齬が生じないようお互いの認識が揃うまで根気よくコミュニケーションをとるようにしています。今回のサマーインターンでも、ちゃんと伝わっていないかもと感じたときは、コミュニケーション不足を補うよう心がけました。それが結局、自分にとってとても大事なことなのだと実感しています。


本多
今回のサマーインターンの企画運営を通じて、自分も成長できる部分が多かったというのがあります。インターンの参加学生とのやりとりで、ひたすら「どうしたら彼らのアウトプットが良くなるだろう」と考えていました。気づくと自分に当てはることもたくさんあって、考え抜くことで得た学びは大きいです。
何か新しいこと、新たな取り組みをやる際、完了・完成後の「その先」を常にイメージしながらサービスやプロダクトの完成度を高めていきたい。また今回のプロジェクトを経て、メンバーや上司から「チームの中での立ち回りが良かった」と言われ、今まで気づかなかった自分の特性・役割みたいなものも見えてきました。リモートワークでチームワークが疎かになる今だからこそ、そこは強く意識してやっていきたいですね。

遠山
私も本多さんと同様に、リモート下でのコミュニケーションについて「どう向き合うか」を考えるきっかけになりました。実務において、確認事項を整理したり、あらかじめ選択肢を準備して提案をセットでやりとりするなど、丁寧なやり取りを心がけています。
また自分がつくるものに対して、「どうしてこのデザインをつくったのか」の意図を言語化し、相手に納得してもらえる伝え方をすることの大切さを学生さんとのやり取りで再確認しました。これからデザインを提案するとき、これまで以上に意思を込めて伝えていきたい。これは学生さんの熱意を間近で感じたからこそ強く思うのかもしれませんね。

海野
今回19卒の個の力が合わさって、初のオンラインインターンシップを完遂、成功させることができました。私自身、デザイナーと一緒にプロジェクトを企画運営するのは初めてでチャレンジングな取り組みでしたが、終わってみると飛び込んでよかったです。
DeNAには年次・立場に関係なく挑戦する機会や環境があり、それを「打席に立つ」という言葉でよく表現します。一見無茶ぶりとも思えるアサインに真摯に向かい、やり抜くメンバーを間近で見ていて、私も大いに刺激を受けました。ぜひ現在の担当業務でも再現したいと思っています。

参加した学生に、自分たちだからこそ伝えたいことを考え抜き、「自分の表現したいものを深堀りし軸を定め、言語化力を高めることで、説得力のある作品づくりにつなげる」というテーマを貫いたサマーインターンシップ。19卒のデザイナーたちにとっては、学生の体験づくりを通し、メンバーの持つ多様な視点を掛け合わせることで新しい体験価値を生み出したプロジェクトでした。
ことに真摯に向かい、逃げずにやり抜くDeNAカルチャーを体現した彼らの、デザイナーとしての今後に期待が膨らみます。
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※本記事掲載の情報は、公開日時点のものです。
執筆:さとう ともこ 編集:川越 ゆき 撮影:小堀 将生
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