カルチャーの違いを越えて「こと」に向かう。SOMPO×DeNAが推進する新しいクルマの持ち方 | フルスイング - DeNA

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19.11.26

カルチャーの違いを越えて「こと」に向かう。SOMPO×DeNAが推進する新しいクルマの持ち方

SOMPOホールディングス(以下、SOMPO)とDeNAの共同出資会社である「DeNA SOMPO Carlife」は、クルマのサブスクリプションサービスである『SOMPOで乗ーる』を展開しています。2019年6月にサービスを開始してから約5ヶ月、すでに200店ほどの保険代理店が本サービスの取り扱いを開始するなど、順調なスタートを切りました。

一見まったく異なる分野の事業を展開するSOMPOとDeNAですが、両社はどのようにシナジーを生み出し、現場ではどのようなやり取りが行われているのでしょうか?

本記事では、営業部の岩佐 卓(いわさ すぐる)と事業推進部の堀 友洋(ほり ともひろ)の2人にインタビューを実施。

岩佐は2011年に損保ジャパン日本興亜に新卒入社後、埼玉や大阪で営業経験を積み、2019年上期には成績優秀でDeNA SOMPO Carlifeの上期MVPとして表彰された逸材。一方の堀は、2019年に新卒でDeNAに入社後まもなく「DeNA SOMPO Carlife」に出向したフレッシュマン。異なる出自を持つ2人はどのように連携し、事業を支えているのでしょうか。

カルチャーの違いを越えて「こと」に向かう2人の仕事のやりがいに迫りました。

「所有」から「利用」へ。『SOMPOで乗ーる』が打ち出した新しい価値観

ーーまずは、『SOMPOで乗ーる』が具体的にどんなサービスなのか教えてください。

岩佐 卓(いわさ すぐる)
▲株式会社DeNA SOMPO Carlife 営業本部営業部 関西営業オフィス アドバイザー 岩佐 卓(いわさ すぐる)
2011年損保ジャパン日本興亜に新卒入社。2019年よりDeNA SOMPO Carlifeに出向中。関西オフィスに在籍。型の決まった仕事よりも、他に誰もやったことのないような、自分で道を切り開いて行く仕事が好き(車の事故のない、安全な社会が理想)。趣味は、大学時代の部活から続けているスキー、音楽と旅行と映画。

岩佐 卓(以下、岩佐):『SOMPOで乗ーる』は、クルマを買う際の大きな頭金などが必要なく、クルマを維持するために必要な税金、車検代、メンテナンス代、保険料も全て含めて月々定額料金で新車に乗ることができるサブスクリプションサービスです。対象となるのは、正規ディーラーで販売されている全メーカー、全車種になります。

ーー「クルマのサブスクリプション」と言われるカーリースは、レンタカーとはどう違うのでしょうか。

堀 友洋(ほり ともひろ)
▲株式会社DeNA SOMPO Carlife 事業本部 事業推進部 堀 友洋(ほり ともひろ)
2019年DeNAに新卒入社後、同年DeNA SOMPO Carlifeに出向。学生時代はラクロスに没頭。DeNAへは、仕事で人を成長させるカルチャー、リアルとデジタルが混ざる領域で事業を展開している点に惹かれて入社。趣味は読書、愛車は中古のBMW Z4。

堀 友洋(以下、堀):「クルマのサブスクリプション」は月額定額制で利用するサービスとはいえ、選んだクルマを長期的に手元に置いておくことができます。イメージとしてはマイカーに近いですね。

ーー利用者はどの世代の方が多いですか?

岩佐:50代以上の方が多い印象です。今までいろんなクルマに乗ってこられたからこそ「新しいクルマの持ち方」という部分に魅力を感じてくださっているのだと思います。また、プロ代理店さん(※1)とお付き合いのあるお客さまの年齢層というと、やはり40代から50代の方になりますが、『SOMPOで乗ーる』のサービス自体は、幅広い年齢層のお客さまに受け入れていただけるサービスだと考えています。

※1……保険販売を専業とする代理店

ーー個人的な印象ですが、40代や50代の方は購入することや所有することへの欲求が強いのではないかと思うんです。一方、地域にもよりますが、若者は以前と比べてクルマに対する所有欲があまりないようにも見えます。現場の感覚としてはどうですか?

岩佐:確かに「所有した方が得だし、支払い総額も低くなるんじゃないか」といった意見をお客さまからいただくこともあります。しかし、100年に1度と言われる今の自動車業界の変革期にあっては、3年、5年、7年後にどんなクルマが街を走り回っているかなんてわからないですよね。

従来のように購入して所有するという価値観に捉われず、時代やライフスタイルの変化に合わせてクルマを乗り換えていくというのは、2020年代のクルマの乗り方としてとても自然のクルマの持ち方なのではないかと考えています。

ーーなるほど。『SOMPOで乗ーる』が生まれた背景には、自動車業界の技術革新のスピードといった要因があるのですね。

岩佐:それも一因でしょうし、モノに対するお客さまの考え方が変わってきたことが大きいと思っています。手軽に売り買いができるフリマアプリなどがわかりやすい例ですが、自分が利用している期間だけ金額を負担し、その後は手放す。「所有から利用へ」といった考え方が広まってきたことがいちばん大きな要因だと思っています。

 

SOMPOとDeNA、それぞれの差異と共通点

ーーこのインタビュー前に、DeNA SOMPO Carlifeのマネージャー同士による対談記事が公開されていますが、今回は現場のおふたりにお話をうかがうということで、現場ならではの意見をたくさん聞きたいと思っています。

堀:わかりました(笑)。

SOMPOxDeNA

ーーでは具体的な質問に入りますが、おふたりはそれぞれどんなお仕事をされていますか。

岩佐:私は営業なので、プロ代理店さんに『SOMPOで乗ーる』の魅力を伝えることが主な仕事です。代理店さんにお客さまを紹介してもらったり、代理店さんと一緒にお客さまに提案しに行ったり、その両者と一緒にディーラーに行ったりしています。

堀:私は8月に事業推進部に移り、ちょうど3ヶ月経ったところです。カスタマーオペレーションやディレクションを担当しています。

ーー営業と事業推進、職域によって違いはあると思いますが、現場や他の事業部とのギャップを感じることはありますか?

堀:企画は営業部からのフィードバックを元に、主に事業推進部で企画検討することが多いんですが、事業推進部と営業部では持っている情報量にギャップがあることがあります。

岩佐さんに壁打ちすると、想定していたものとまったく違う意見が返ってくることが多くて驚きます。事業推進部と営業部との間でも見えているものはかなり違うし、マネージャーと現場でも当然違う。そこのギャップを埋めながら施策に反映していくことが大切だと感じています。

岩佐:そうしたギャップがあるのは当たり前ですし、全員が現場ベースで働いていたら会社は成り立たない。冷静に俯瞰して見る目が必要だと思っています。現場と企画がぶつかり合うことはある意味当然で、DeNA SOMPO Carlifeは、それを良しとする会社でもあると感じています。

ーーでは、SOMPOとDeNAという会社間ではどうでしょう?以前の所属先との違いをどんなところで感じますか?

岩佐 卓

岩佐:DeNA出身の方を見ていて思うのは、いかに外に目を向けて市場で評価されるモノをつくりだすかということにマインドを置いている方が多いと感じます。

堀:私は新卒1年目なので特にギャップは感じていませんが、代理店を含めたSOMPO全体のエコシステムはとてつもないと感じています。与えるインパクトの大きさは計り知れない。そこが面白いところですね。

岩佐:SOMPOは組織構造がしっかりしていて、施策の浸透度も高いと感じています。SOMPOがもつノウハウを一緒に共有していきながら、こうした組織力をフル活用することが必要だと思っています。

ーーお互い異なるけれど、良いところ同士が組み合わさっているという実感がありますか。

岩佐:まさにそうですね。共通しているのは、より良いモノをつくろうとするところ。そういった姿勢は堀さんからもすごく感じます。DeNA風に言えば「こと」に向かう姿勢ですね。

ーーところで、堀さんは新卒入社した年に出向になったわけですが、職場環境やカルチャーの違いで戸惑うことはありましたか。

SOMPOxDeNA

堀:戸惑いというほどでもないですが、社内連絡に電話を使うことが多いことには驚きました。DeNAだとだいたいSlackですから。

岩佐:電話、しちゃいますね(笑)。口頭で伝えた方がいいなと判断したことは電話で伝えますし、会って伝えた方が良いと思えばそうします。

SOMPOでもチャットなどの活用が進んでいますが、まだまだメールよりも電話や対面でのコミュニケーションを大事にしています。よりニュアンスを伝えたい時などは文字よりも言葉の方がふさわしい気がします。もちろん文字の方が良い時もありますが……。

堀:ここではいつでも電話がかかってくるし、いつでも話しかけられます。ということは、こちらからも話しかけやすいということ。最初は「毎回電話するなんて、生産性が低くなるんじゃないか?」と思ったこともありましたが、実際には入ってくる情報量は多いし透明性も担保されていると思います。

岩佐:じつは、私がこれまで所属した部署では、「先輩の電話をよく聞け」という指導がありました。テキストから得られる知識には限りがある。だから、先輩の電話をよく聞くことによって、先輩がどんなふうに代理店に説明し、どんな反応をしているか、よく学べと。人の説教を聞けとも教わりましたね。

 

お互いを敬い尊重しながら目標に向かって“アウフヘーベン”する

ーー堀さんが就活していた頃は、まさか翌年にこうした仕事をすることになるとは思ってもいなかったんじゃないですか?

堀:そうですね。その時はまだDeNA SOMPO Carlifeは存在していませんでしたし。ただ、個人間カーシェアサービス『Anyca(エニカ)』のように、DeNAは「インターネット×リアル」の事業に以前から力を入れていて、僕はその部分に興味を惹かれて入社しました。ここまでリアルに寄ることは想定を超えていましたが(笑)、この仕事に取り組めてラッキーだと感じています。

ーー岩佐さんはどうですか?

SOMPOで乗ーる

岩佐:辞令が出たとき「この部署はいったい何の部署なんだろう?」と思いました(笑)。それから南場さんの著書『不格好経営―チームDeNAの挑戦』(日本経済新聞出版社)を読み、自分が本当に新しい環境にアジャストできる人間なのかどうか、ここで試してみようと思いました。

じつは、社風が変わったこともあり、スーツを全部捨てました。ジャケットやシャツなど少しカジュアルなものを揃え、カバンもリュックに変えて、形から入ることでマインドチェンジを図ったんです。

堀:極端(笑)。でも確かにカジュアルになったとはいえ、ちゃんと襟付きですよね。

岩佐:堀さんはじめ関わっている人たちに刺激されているのも大きいですが、マインドチェンジを図った結果、以前と比べるとすごく自由な発想やアイデアを仕事に生かせるようになりました。発想力とは服装や身につけているものから非常に影響を受けるのかもしれないと感じていますね(笑)。

ーー「マインドチェンジできたのは身に付けるもののおかげ」という答えは予想外でした(笑)。他に、一緒に働いていて驚いたことはありますか。

岩佐:高速PDCAと言われる仕事のスピード感ですね。ある時、システム系で困っていたことを掘さんに相談したら即座に対応してくれていて、その日のうちにすべての問題が解決していました。あれは衝撃でした。Slackを見せてもらったら、自分にはまったく理解できないシステム言語で溢れていて……。

堀:金曜だったので、週末を挟みたくなかったこともあります。それに、岩佐さんがすごく動いてくださっていた案件だったから。スピード感は意識しています。

岩佐:堀さんは1年目とか関係なく、上の立場の人にも動じずしっかり発言する。コミュニケーション能力が高いだけでなく、行動力もあるんです。真摯に「こと」に向かう姿勢は本当に尊敬します。

堀 友洋

堀:いやいや、岩佐さんに鍛えられたんですよ。私は、SOMPOのみなさんの徹底したお客さま視点に驚きました。SOMPOの人はまず「お客さまがどう思うか」を考える。徹底しています。それがSOMPOの文化だと感じています。

岩佐:見ているポイントが違うことが非常に良い機会を生んでいると思います。DeNAはスピード・効率・効果重視。SOMPOはお客さまと代理店がファーストインプレッションでどう感じるかを重視する。そのぶつかり合いで“アウフヘーベン”して、ひとつの施策が完成するんです。

 

小さなことからでいい。自分の環境を変えることに臆病にならないことが大事

ーーあらためて、SOMPOとDeNAで事業をつくる醍醐味はどんなところにあると感じていますか。

岩佐:新しいメンバーと出会えて苦楽を共にし、一緒にゴールを目指して走っていく。そんな体験ができる環境に身を置けることがいちばんの醍醐味だと感じています。

辞令が出て異動したというより、転職をした感覚です。DeNA SOMPO Carlifeでは、まっさらな場で自分の個性を出すことが許される。自分の持っている実力で純粋に勝負できると感じています。

ーー岩佐さんは現在の部署に移ってからすごく業績があがったそうですね。MVPですし。

岩佐:表面上はそのように見えるかもしれませんが、いろんな人からの助けを得やすくなった、というのが本当のところですね。堀さんしかり、ノウハウを持っている人たちとのコミュニケーションが取りやすい。まわりくどさがなく、ストレートに助言をくれますし、アイデアを拾ってくれる人が多い。それが大きな要因だと思います。

ーー堀さんはどうでしょうか?

堀:私は小学生の頃、海外に住んでいたんですが、国を移り住む感覚に近いと感じています。価値観はガラッと変わるし、知的好奇心もものすごく刺激されます。

ただし、コミュニケーションが好きじゃない人にはあまり向かない気もします。基本的には、SOMPOのシステムに則って、営業の方に助けてもらいながら推進していく仕事です。そこのコミュニケーションに楽しみを感じられないと、たぶん難しい。「自分にはインターネットの知識があるから」という認識で入ってしまうと苦しいかもしれません。

岩佐:仕事の喜びよりもひたすらに仕事のラクさを求める人には、あまり向いていないかもしれませんね。マイカーリースは、現状ではまだ世の中の5%にしか受け入れられていません。そうした状況の中、どのように相手の価値観に変化をもたらすことができるのか日々考えながら、言葉や行動を選ぶことが必要だと思っています。

社会に新たな価値を提供し、サービスを普及させたい、安心・安全なカーライフを届けたい。そんな風に社会に対して想いがある人には、とてもやりがいのある職場だと思います。

SOMPOxDeNA
※本記事掲載の情報は、公開日時点のものです。

執筆:山田 宗太朗 編集:フルスイング編集部  撮影:小堀 将生

 

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