

DeNAで働く人は実際どんな人で、どんなマインドで仕事に取り組んでいて、それがてっとり早くわかる記事はどれ?
そうした疑問に答えるべく、フルスイングでは、DeNAで活躍する社員のインタビューやイベント、勉強会のレポート記事などを発信。今回は、これまでに行ったインタビューの中から、DeNAらしい個性的な名言を厳選して6つまとめました。
目次 [隠す]
- 1. 私が果たすべき役割は「星座を描くこと」。DeNAに集まった「個」という星々をつなぐことが使命(岡村信悟)
- 2. 私は令和の時代のあり方として「開放型のアプローチ」が必要になってくると思うんです。…(中略)…「どれだけオープンに会社を開くか」「ザクロをひっくり返す」というのがキーワードになってきます。(南場智子)
- 3. “失敗してもいいよ、という文化が大切”(小林篤@nekokak)
- 4. “お前はまじでやばいから、とりあえずFFRKを誰よりも遊んでみろ”(鶴巻の某指導担当)
- 5. “働くママが発揮すべきは「フルパワー」ではなく「フルバリュー」”(小船戸瑞枝)
- 6. “ゲームをやってピザが食える世界をつくりたい”(杉山晃一)
1. 私が果たすべき役割は「星座を描くこと」。DeNAに集まった「個」という星々をつなぐことが使命(岡村信悟)

DeNAで各部を率いるリーダーたちの所信表明を公開するシリーズ「私の所信表明」。第8回に登場したCOO(最高執行責任者)岡村信悟(おかむら しんご)の言葉です。
ひとりのカリスマ社員を望むのではなく、各々が自分なりの輝き方を実現させ、それらがつながることで「星座が描かれる」。
この独特の表現には、支え合いを大切にする岡村の考えが凝縮されています。
2. 私は令和の時代のあり方として「開放型のアプローチ」が必要になってくると思うんです。…(中略)…「どれだけオープンに会社を開くか」「ザクロをひっくり返す」というのがキーワードになってきます。(南場智子)

会長の南場智子(なんば ともこ)、CEO守安功(もりやす いさお)、COO岡村信悟(おかむら しんご)の3人による鼎談。これからの会社のありかたをテーマに、インターネットが切り拓く未来と3人の覚悟について語った記事内における南場の言葉です。
これからの会社は、ひとつの会社が独占的な経済圏をつくるのではなく、どれだけオープンに会社を開いていけるかが重要になっていきます。それぞれの個性と才能を表に出して表面積を広げることで、業界や街と共存・共栄していく。
ザクロは、果実の中に何百という甘い粒を抱えていて、実際に食べられるのはこの粒。果実=会社、粒=社員という比喩であり、粒こそが主体であるという含意が込められているのでしょう。
3. “失敗してもいいよ、という文化が大切”(小林篤@nekokak)

CTO小林篤(こばやし あつし)による所信表明より。CTO就任の決意や役割、事業や収益にとらわれないプロジェクトや新卒採用の重要性が説かれていますが、もっとも印象的なのは、失敗に対する小林の考え方。彼は、失敗を許容する文化こそが重要であると語ります。
失敗体験がなければ、うまくいかないやり方を学ぶことはできません。それは時に、成功体験よりも重要なもの。小林は、「どううまく失敗させるか」がCTOとしての課題であるとまで言い切っています。
そうした姿勢がどのように実証されているかは、「キャリアの本質」シリーズを読むとよくわかるでしょう。本シリーズは現場で活躍している社員へのインタビューですが、いかに成功したかよりも「いかに失敗したか」について重きが置かれています。小林の言葉が机上の空論ではなく、実際に会社の文化として定着していることを見て取れます。
ただし、「倒れるなら前のめりに(小林)」。
4. “お前はまじでやばいから、とりあえずFFRKを誰よりも遊んでみろ”(鶴巻の某指導担当)

「キャリアの本質」シリーズから、「失敗を許容する」文化がわかりやすく抽出された記事をひとつ紹介します。本記事は、会長・南場と、ゲーム・エンターテインメント事業本部ゲーム事業部Publish統括部第1プロデュース部の鶴巻禎(つるまき てい)との対談。
100人を超えるチームを率いるまでになった鶴巻ですが、新卒時代は失敗続きの日々を過ごしていたようです。
同期が続々と一人前認定され、リーダーにも選ばれているのに、自分だけは「どう考えても一人前には程遠い」と言われていた鶴巻。上の名言は、そんな彼の指導担当にあたった先輩の言葉。
ちなみにFFRKとは「FINAL FANTASY Record Keeper」のこと。とにかく自分が担当しているゲームをひたすらやり込んでみろ、そうすることでプレイヤーの気持ちに近付け、というアドバイスです。これを機に、徹底した顧客視点を身につけ、リーダーへと成長していきます。
鶴巻の成長譚として読める記事ではありますが、その奥には、失敗続きの若手社員をリーダーにまで導いた先輩社員の見事な手腕と、失敗を許容し、再チャレンジの機会を与える文化がありました。
実際のところDeNAにはどんな上司がいて、どのような対応をしてくれるのか、という点で非常に参考になる記事と言えるでしょう。
5. “働くママが発揮すべきは「フルパワー」ではなく「フルバリュー」”(小船戸瑞枝)

法務部第一グループに所属し、サービスの契約や仕様検討などの法務全般を担当している小船戸瑞枝(こふなと みずえ)による言葉。
3人の子供を持つ母親でもある彼女が、家庭と仕事をいかに両立させているのか?その答えは、限られた時間のなかでフルバリューを発揮すること。そのための工夫が、仕事だけでなく家事や育児、さらには自身のメンタル管理にまで敷衍されて細かく語られています。
働くママにとって実用的な記事であり、育休や子育てに対する会社のスタンスも明確にわかる記事です。
6. “ゲームをやってピザが食える世界をつくりたい”(杉山晃一)

DeNAのeスポーツ事業を指揮する杉山晃一(すぎやま こういち)と齋藤亮介(さいとう りょうすけ)による対談。日本のeスポーツを黎明期から盛り上げてきた2人だからこそ語れる内容で、名言は杉山による言葉です。
日本や世界におけるeスポーツの現状はもちろん、eスポーツやゲームの意義、社会へのインパクト、その可能性について、明快かつ熱い言葉で語っています。
ゲームやエンタメで生活できる人が増えるとはどういうことなのか。eスポーツが浸透すると、どういった社会問題が解決されるのか。この記事を読むと、eスポーツが実はかなり社会的なテーマを内包していることがわかるでしょう。
インタビューから出た言葉からは、リーダーたちの強い信念や哲学を、また社員たちのホンネやリアルな働き方を感じることができるのではないでしょうか。
ぜひ自分に刺さる言葉探しをしながら記事を読んでみてくださいね。
※本記事掲載の情報は、公開日時点のものです。
執筆:山田宗太朗 編集:川越 ゆき
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