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CULTURE

18/02/13

握手が成立すれば、自分の希望する部署に異動。DeNA シェイクハンズ制度が創るネクストキャリア

「自分の希望する部署に気兼ねなく異動して、新しい仕事にチャレンジしたい」

 

会社で働くなかで、こう考えたことのある方は少なくないはず。しかし現実には、簡単に異動できるケースはあまりなく、従業員のモチベーション低下や離職などの一因となっています。その課題を解消すべく、2017年8月よりDeNAでは本人と異動先部署の意志が合致すれば最適な部署異動が実現する「シェイクハンズ制度」をスタートしました。

 

今回の主人公は、この制度を利用してオートモーティブ事業本部スマートタクシーグループに異動した北舘みを(きただて みを)。彼女はいかにして、自分の希望した部署で仕事に“フルスイング”しているのでしょうか。シェイクハンズを運営するヒューマンリソース本部島崎や、北舘と働く同グループのメンバーからのコメントとともに解説します!

 

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シェイクハンズ制度は、渡りに船だった

――シェイクハンズ制度を利用する前、北舘さんはどのような業務を担っていたのですか?

 

北舘:順を追って話すと、2010年にDeNAへ入社し、Mobageのパートナーサポートや内製ゲームチームのサポートなどの業務に携わり、2016年に産休・育休をとりました。その後2017年に復職し、DeNAの海外展開に関する業務を集約し海外進出を推進・サポートするグローバル推進部に移ったんです。

 

この部署では、グローバル展開する予定のゲームのサポートをしつつ、今後のグローバル展開に向けて情報やタスクなどを整理していました。もともとMobageの海外進出の際に海外拠点と連携してサポート業務を担っていたので、仕事はすごくやりやすくて、満足していたんです。

 

――前部署の仕事にも、やりがいを持って取り組んでいたわけですね。では、なぜ異動を?

 

北舘:一方で、「これまでの経験に捉われず、違う領域の業務にも取り組んでみたい」という感覚があって、何か新しいチャレンジをしてみたい気持ちはありました。そんなときにシェイクハンズ制度の話が出てきたんです。

 

オートモーティブ事業本部スマートタクシーグループ 北舘 みを
メーカーにて、写真シール機、証明写真機、インクジェットプリンタの開発などに携わる。IT系のフリーランス、アーティスト活動、警備員などを経て、2010年にDeNAに入社。ゲームのパートナーサポート、社内サポート、グローバル事業の推進業務などを経て、2017年10月から現職。私生活では1児の母。

 

――渡りに船だったのですね。数ある事業や部署のなかで、なぜオートモーティブ事業に興味を持ったのでしょうか?

 

北舘:私はもともとDeNAに入社する前、ハードウェア開発のソフトウェアエンジニアをしていた時期があり、ハードウェア関連の仕事は好きだったんです。

 

DeNAがオートモーティブ事業を始めて、その流れでITとハードウェアのつながり(IoT)にフォーカスが当たるようになったので「もしかしたら、オートモーティブ領域で自分の経験を活かせるかもしれない」と思っていました。

 

それから、DeNAに入社してからはサポート業務がメインで1つのサービスを作り上げる経験をしていなかったので、新規プロジェクトに参画して自分も何かを生み出したかったんです。

 

――利用して感じた、シェイクハンズ制度の良い点は何ですか?

 

北舘:対応がすごく早かったことですね。「応募します」ボタンを押して2日後くらいには面談のスケジュールが組み上がっていました。そのスピード感は、シェイクハンズ制度の大きな特徴だと感じました。

 

DeNAがシェイクハンズ制度を開始した目的

これまでも社内でキャリア公募制度はありましたが、選考を通らないと異動が許されない、社員にとってはややハードルの高いものでした。社員が熱意をもって働ける環境づくりを目的とした人事プロジェクト「フルスイング」が立ち上がる中で、その一環として、本人の意思(Will)や情熱(Passion)を重視した形にリニューアルしました。

 

シェイクハンズ制度の利用状況

8月1日の制度導入時から現在までで、30件以上のシェイクハンズが成立しています。制度導入当初に比べると、成立件数は一定落ち着いてきている傾向にあります。異動が成立した人が引継ぎを終えて、実際に新しい部署で働き始めている段階です。

 

シェイクハンズ制度のメリット

自分がやりたい仕事に携われて、Willを活かしながらキャリア形成できることは社員にとって大きなメリットだと思います。また、他部署からスカウト的に声をかけられてシェイクハンズが成立するケースもありますが、必要とされて異動することもモチベーション向上のきっかけになるのではないでしょうか。

 

DeNAは幅広い事業領域を持つので、例えば長年ゲーム開発に従事していたメンバーがヘルスケア事業にチャレンジするなど、領域の異なる新しいチャレンジができるところも魅力です。

 

異動して実感した「人は仕事で成長する」

――オートモーティブ事業部では、どんな業務を担当されていますか?

 

北舘:タクシーを使いたいお客様とタクシーのマッチングサービス「タクベル」の、事業推進とロジスティクス周り全般を担っています。例えば、タクシー事業者さまの申込・契約、情報取得と管理、サポートフローの作成とサポート実施などです。

 

▲AIを活用したより効率的な運行・配車が可能なサービス「タクベル」。本プロジェクトはDeNAと神奈川県タクシー協会の共同実施。正式リリースは2018年春頃を予定している。

 

――異動後、仕事のモチベーションに変化はありましたか?

 

北舘:基本的にはどんな仕事でも楽しいので、モチベーションややりがいにはそれほど変化はないです。

 

でも、新しく覚えることが多いですし、新規サービスゆえに担当する業務の種類や量もたくさんあるので、それを担う充実感はすごく大きいです。会長の南場がよく「人は仕事で成長する」と言っていますが、あれは本当だなと感じています。

 

今の自分のスキルより、もう少し高いレベルが要求される仕事を任せていただき、夢中で取り組んでいく過程で、成長していることを実感しています。もちろん、「まだまだ私はスキルが足りないな」と思う瞬間も多いですけどね。でも、そう思えたということは課題が明確になったということなので、いずれにしても自分のキャリアにとってはプラスになります。

 

――オートモーティブ事業部に移る前の業務経験が、今の業務に活きていると思う部分はありますか?

 

北舘:ありますね。例えば、Mobageのパートナーサポート業務をしていたときの経験が活きています。当時はMobageプラットフォームにサービスを提供してくださる企業様のサポートをさせていただいていたんですが、今はその相手がそのままタクシー事業者様に置き換わっているような感じ。だから、業務のコツなども共通する部分がたくさんあります。

 

あと、ハードウェア系エンジニアの経験もすごく活きています。私たちは「タクベル」でタクシーに搭載する機器などを取り扱っているんですが、DeNAはハードウェアを扱った経験のあるメンバーがほとんどおらず、ノウハウが蓄積されていないんです。だから、私が過去のキャリアで培ったハードウェアの経験は、部署内ですごく役に立っています。

 

北舘さんの活躍ぶりを教えてください!

<上司・江川さん>

DeNAにおいては珍しい、ハードウェア運用周りの業務を担える方。タクシー事業者様向けに、車載機器の送付や設置推進、事業者従業員様向け教育といったオペレーションを担当していただいています。リケジョ、メーカー出身の経歴を遺憾なく発揮し、強力にリードしてもらっています!

 

本人が希望する形でオートモーティブ事業本部に来ていただいているので、受け入れにあたっても特別に工夫・注意することはありませんでした。業務の引き継ぎに関しても、社内での異動ですし柔軟な対応がやりやすかったです。

 

<同僚・平松さん>

みをさんのスキルを惜しみなく発揮いただき、「タクベル」導入を推進していただいています。

 

歌手の経歴を持つ美声を活かし、ときにはサービス紹介動画のナレーターとして、ときにはタクシー事業者様の説明会の講師として、ときにはタクシー事業者様の心の拠りどころ“タクシー事業者様の母”として、日々たくさんの事業者様とのやり取りを担当していただいております!

 

明るい物怖じしないみをさんらしく、異動初日からアクセルを踏んでもらっています!

 

最適な人が最適な場所にアサインされる可能性が高まる

――シェイクハンズ制度を利用してキャリアチェンジすることは、自分に新しい風を吹き込むことにも、過去の自分の経験を活かすことにも繋がるんですね。

 

北舘:そうですね。だんだん会社での勤続年数が長くなってくると、「この人は○○が得意だから、お願いしよう」というように過去の経験に基づいて仕事がアサインされるので、徐々にスキルが固定化し、成長の機会が少なくなってしまいます。

 

だから、新たなことに挑戦したい願望があるならば、シェイクハンズ制度を利用することには意義があると思いました。色々な業務を経験することで、得意分野が増えてスキルの幅も広がりますから。

 

さらに言えば、シェイクハンズ制度があることで、最適な人が最適な場所にアサインされる可能性も高まります。オートモーティブ事業本部でハードウェア周りを担当しているメンバーが良い例です。

 

その人はハードウェアの開発経験があってハードウェアが好きですし、実家は車の整備会社を営んでいるので車にもすごく詳しかったので、自ら手を挙げて部署にジョインしました。ハードウェアや車についての深い知識や経験があるので、部署を支える重要なメンバーになっています。

 

優秀な人が過去のキャリアや自分のスキルを適切な場で活かせる機会が増えれば、全社的に見てもメリットが大きいのではないでしょうか。

 

タクシー業界に貢献するため、毎日全力でバットを振る

――最後に、北舘さんが今の仕事に“フルスイング”できる理由を教えてください。

 

北舘:私はどんな仕事でもそうなんですけど、「自分が関わった事業はなんとしてでも良くしたい」という想いをずっと持っています。それは、過去に自分が携わってきたものも、今自分が携わっているものも変わりません。

 

それから、タクシー業界の方々と一緒に仕事をしていくなかで、「この人たちと一緒に、タクシー業界をより良い方向に変えていきたい」という思いが日に日に強くなっています。

 

タクシー業界には本当に色々な方々がいらっしゃるんですけど、みなさん共通して、仕事に対する熱い想いや、業界の課題を解決していきたいというマインドを持っていらっしゃいます。だから、私たちDeNAもその気持ちに応えたいんです。

 

――その目標を実現するため、「タクベル」をなんとしても成功させたいですね。

 

北舘:はい。だから今は、とにかく私にできること、目の前にあることを自分なりに頑張っていきたいです。やることは山ほどあって、毎日どんどん球が飛んできます。バッティングマシーンの打席に立っている気分です(笑)。文字通り“フルスイング”ですね。

 

でも今は、そんな大変さも含めて本当にやりがいがあって。シェイクハンズ制度を利用してオートモーティブ事業本部に異動して良かったと、心から思っています。

 

 

まとめ

北舘さんが考えるシェイクハンズ制度の利点

①過去の経験に捉われず、違う領域の業務にチャレンジできる

②応募してからの対応がスピーディー

③新しい業務に取り組む過程で成長できる

④最適な人が最適な場所にアサインされる可能性が高まる

 

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執筆:中薗昴 編集:下島夏蓮 撮影:岩切卓士

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