DeNAの「人」と「働き方」の " 今 "を届ける。

2019DeNAエンジニアサマーインターンミッションは「3日でアプリを最高に仕上げよ!」

2019.05.30

「よりすぐりの学生が切磋琢磨するから、インターンを通して驚くほど成長できる」
「難易度の高い課題を通じ、エンジニアとしての腕試しをするまたとないチャンス」――。

テック系企業を志望する学生の間で“最高峰”と評される、DeNAのサマーインターンエンジニア向けコース。

2019年は8月23日から25日の3日間にわたって開催が決定。

今回は4職種7コースある2019年DeNAサマーインターンの中でも、エンジニア向け「プロダクト開発コース」にフォーカス。

このインターンで学生に課せられるミッションは、実務的かつハイレベルな「3日で“伸びしろのあるアプリ”を”最高”に仕上げよ!」というもの。

このミッションの狙いとは?

同インターンをリードするCTOのnekokakこと小林 篤(こばやし あつし)と、新卒1年目社員・海野 悠(うみの はるか)が、「DeNAのサマーインターンがこれまで以上にハイレベルな理由」を明かします。

この夏、自分を最高潮まで高めたい、エンジニア志望の学生の方々必読です!

2019年のサマーインターンが、これまで以上にハイレベルな5つの理由

海野 悠(以下、海野):ネコカクさん(※1)、まずはあらためてDeNAのサマーインターンの概要を『フルスイング』読者にお伝えしたいなと。

※1……nekokakこと、CTO 小林 篤のこと。

海野 悠
▲(右)株式会社ディー・エヌ・エー 人材開発部 新卒グループ 海野 悠(うみの はるか )@h_umino_71
DeNAのフラットなカルチャーに惹かれ、2019年4月に入社した新卒1年目。学生時は教育心理学を専攻。入社後研修を経て人材開発部新卒グループに配属され、エンジニア新卒採用に携わる。配属後すぐにサマーインターンプロダクト開発コースのオーナーを任され、周囲の手を借りながら現在奮闘中。

小林 篤(以下、nekokak):はい。そもそもDeNAが毎年実施しているサマーインターンには7つのコースがあります。

ビジネス領域の志望者なら「新規事業立案」コース、ゲームプランナー志望者なら「ゲームプランニング」コースなど、それぞれの領域ごとに募集を行い、それぞれがインターンプログラムとミッションを用意しています。

しかし、共通するのは、「永久ベンチャー」としてそれぞれの事業の最前線で挑戦し続けているDeNAの社員たちと一緒に、実践感覚でレベルの高いミッションにあたれることなんです。

海野:はい。

私も7つのうちの1つエンジニア向け「プロダクト開発コース」の設計と運用を、ネコカクさんと担当させてもらっています。

だから実感するのですが、本当にレベルが高い、というか難しいミッションを課しますよね?

nekokak:そうですね。

今回「プロダクト開発コース」のサマーインターンでは「伸びしろのあるアプリ」と呼んでいる、機能やプログラム面で不備のあるスマホアプリを4人のインターンチームに渡し、DeNAの2名のメンターと共に「3日間で最高のアプリに作り直す」というミッションを提示しています。

海野:驚いたのですが、このサマーインターンのためだけにDeNAのエンジニア陣が、あえて使い勝手の悪い「伸びしろのあるアプリ」を作っていますよね。

それを「実際にDeNAのサービスとしてローンチできるクオリティに作り直す」。とてもハードルが高く、きわめて実践的ですよね。

nekokak:そうですね。

去年に比べてハードルはかなりあがっているかもしれません。それくらい、私たちが今年のサマーインターンに期待しているあらわれでもあり『それなら自分が』と腕まくりして来るような、優秀なエンジニアに挑戦してほしい」というメッセージでもあるんですよ。

理由1:優秀なエンジニアほど燃えるテーマ!

小林 篤
▲(左)株式会社ディー・エヌ・エー 常務執行役員 兼 CTO システム本部 本部長 小林 篤(こばやし あつし)@nekokak
法学部法律学科からエンジニアへ転身し、2011年にDeNAに入社。Mobageおよび協業プラットフォームの大規模システム開発、オートモーティブ事業本部の開発責任者を歴任。2018年より執行役員としてDeNAのエンジニアリングの統括を務め、2019年より常務執行役員 CTOとしてより経営レベルでの意思決定にかかわることと、技術・モノづくりの強化を担う。

海野:2018年のプログラムは同じ3日間でも、ゼロからアプリをつくってもらうシンプルなスタイルでしたよね。どうして今回は「伸びしろのあるアプリを作り直す」ミッションに変えたんですか?

nekokak:2つ理由があって、まず1つ目は昨年のプログラムが「実力を出し切れなかった学生さんもいるのでは」と感じたからですね。

海野:実力を出し切れなかった?

nekokak:ええ。

というのも、昨年のインターンプログラムでは初日にはじめてお題を発表するスタイルだった。

そのため、まず初日は企画を考えるだけで終わり。2日目から開発に入るけれど、最終日3日目の午後は最後の発表会の準備にあてないといけないスケジュールに。

手を動かす時間が実質1.5日と短いから、最低限のコードしかかけない。工夫も見せられない。優れたエンジニアであればあるほど「腕を振るえない状況」だったんです。

海野:なるほど。

しかし、今回のように最初から設定された「この改良点のあるアプリを作り直してください」というお題ならすぐに手を動かせるしお題もひとつだから最後の発表に時間もかかりません

結果として例えばハッカソンよりも「たくさんコードが書けるし、工夫もできる」わけですね。

nekokak:そう。つまり「腕が振るえる」。

そのうえでもう1つの理由は「より実践的な形でDeNAの仕事に触れてほしい」という願いがあるからです。

たとえば今回は、単純な機能要件のみならず「100万人のユーザーがどれくらいの頻度で使う想定です」といった「非機能要件」までこちらで設定します。

そうすればプロダクトのUI・UXを使いやすさから考えて改善するのはもちろん、アーキテクチャーの設計やインフラの設定まで目配せする必要が出てくる。

海野:前にネコカクさんが「お客さまのことを考え抜くのがDeNAのモノづくり品質の真ん中にある」と言っていました。それをインターンプログラムでも体感してもらえるわけですか。

nekokak:そう、そのとおりですね。

DeNAはモノづくりにおいて「落ちない」とか「触っていて不安になるようなUXは実装しない」といった、一見当たり前に実現されているこうした部分の作り込みにこそ、こだわっています

それこそがDeNAクオリティの屋台骨である自負がありますからね。

海野:ぜひサマーインターンで、学生さんに実感してほしいですね!

nekokak:こうしたことは、簡単に見えて技術的に簡単ではないんですよね。

UXに関しても、たとえば「会員登録をする際、どれくらいのホップ数を超えるとユーザーが不安に感じるか」といった知見や「いつ頃にどれくらいアクセスが集中するからサーバーはどんな設計をする必要があるか」といったノウハウは、実践の中でしか育めません。

海野:腕に覚えのある学生の方でも、なかなかそこまで踏み込んだモノづくりはできない。それがDeNAのプロフェッショナルなエンジニアと一緒に最前線の中で、実体験として味わえる。

nekokak:つまるところ、優秀なエンジニアほど燃えるテーマだと考えます。

成果物の評価もそのプロたちが中身のソースコードを細かく見て「どういう観点でそう直したのか」といったところまで踏み込んで見る。

インフラの領域に関しては、ベンチマークをかけて「100万ユーザーが扱えるシステムになっているのか」までチェックすることを検討しています。

海野:ネコカクさん、サマーインターンの評価基準までオープンにしても大丈夫ですか(笑)?

nekokak:いいんです。むしろオープンにしていきたい。

今回のミッションは本当に実践的なので、学生も実践に近いレベルで手を動かした経験がない人は、やはり二の足を踏むと思います。

優秀なエンジニアほどすでに様々な開発を経験しているものなんですね。今は、PCさえあれば自分で調べてサービスをつくることはできますから。

それくらいの実力と行動力のある人にこそ、インターンに参加してほしい。

仮にそこまでした経験はなくても、「自分ならできる。腕が鳴る」という人にこそ来てほしいというメッセージでもあるんですよ。

理由2:インターンのためにトップエンジニアがアプリ開発

海野:このサマーインターンはDeNAのエンジニアの面々が全面的に協力していることも特徴的ですよね。メンターも他社よりずっと数が多いと感じます。

nekokak:そうですね。学生4人に対して、現場のエンジニアが2人メンターとしてつきます。

海野:昨年は学生3人に1人のメンターだったんですよね?

nekokak:これも見直した結果です。

メンターが1人だと知見の偏りが生じる可能性があります。例えばサーバーが得意なエンジニアとiOSのスキルが高いエンジニアではフォローできる部分が異なりますからね。

そこで今年は2人のメンターの内訳を、サーバーエンジニアとクライアントエンジニアのペア制にしました。インターンプロジェクトに参加するだけで、サーバー側、クライアント側、両方の学びが存分に得られると思います。

海野:私の友人の学生に聞くと、やはり「現場のエンジニアと一緒に手を動かせるのは魅力的だ」と言っていました。

DeNAの中の人たちが実際、日々どのように課題を解決しているかに魅かれるようです。

nekokak:そうですね。

だからこそ、社内のiOS、Android、Go、それぞれのエンジニアコミュニティの有志に協力してもらい、インターン用のアプリをつくるのも、メンターを担うのも、DeNAでもトップレベルのエンジニア。

サマーインターンプログラム開発の様子
▲サマーインターンプログラム開発の様子。エンジニアが自身の業務の傍ら、真剣に「伸びしろのあるアプリ」づくりについて議論を重ねる。

海野:考えてみたら、そういう方々が、インターン用にわざわざ「伸びしろのあるアプリ」をつくるのもすごいことですよね(笑)。

nekokak:そうですね。もっとも、私も含めてエンジニアの面々は、「面白そう!」とめちゃくちゃ積極的に参入してくれている。

「できる人は、むしろこういうとこで間違うよね」「おそらくこういうミスをしがちだろうなあ」などと、楽しみながら“罠”をつくっていますね(笑)。

理由3:CTOが深くコミット!

海野:ところで、今年入社した私がサマーインターンプロジェクトのオーナーを任されたことも驚きでしたが、CTOであるネコカクさんがここまでインターンの1プログラムに入り込んでつくっていくことに驚きました。いわば3日間のために、ですよね?

nekokakと海野 悠

nekokak:そうですね。

ちなみにこのサマーインターンのエントリーシートチェックや一次面接にも私が入っています。

サマーインターンプログラム開発の様子
▲2019 DeNAエンジニアサマーインターン選考プロセス

海野:そこまで積極的に取り組む理由は何なのでしょう?

nakokak:前提として「DeNAのエンジニアのクオリティは、ずっと高いままにしたい。そのためにも優秀な人材に出会いたい」という思いがあります。

そのため、インターンに限らず、採用を人事だけで行うのではなく、現場のエンジニアがどんどん採用にも関わるようにシフトさせてきました。

海野:現場のエンジニアが採用まで入り込んだほうがより良い人材を採用できる、と?

nekokak:現場のエンジニアが「一緒に働くなら仲間を探す」観点で人材を見れますからね。

マッチングの精度が高まる側面はあると思います。採用される側も、技術がわかっている相手に見極められたいというニーズも当然ありますからね。

海野:そうですよね。納得です。

nekokak:ただ、それは中途採用でも一緒。

むしろ、新卒入社につながるサマーインターンに力を入れている理由として大きいのは「DeNAのこれからのカルチャーをつくっていく人材と出会える」と認識しているからですね。

海野:具体的にどんなカルチャーでしょう?

nekokak:最初に少し触れた「徹底したお客さま目線」とか「当たり前品質を維持する気概」みたいなものを伝承したうえで、次のDeNAの屋台骨となるような“DeNAらしさ”みたいなものを新たにつくりあげていく

そんな存在になってほしいと思っているんです。

ただ極論を言えば、サマーインターンに参加してくれた優秀な学生が、最終的にDeNAに入らなくてもいいんですよ。

海野:もう少し詳しく教えてください。

nekokak:DeNAのインターンで技術的に得るものは必ずある。エンジニアとして、一段も二段も成長できる経験ができるはずです。

すると、ひとりまた磨かれたエンジニアが誕生するということになる。それは業界全体にとって大きなメリットですからね。

いまこのタイミングじゃなくても、巡り巡ってDeNAに戻ってきてくれたり、パートナーになることもありうる。もちろんDeNAに入ってくれたら嬉しいですけどね。

海野:すでにサービスを自分で立ち上げているような学生も多く参加してくれそうで、インターン同士のヨコのつながりも貴重なものになりそうですよね。

nekokak:そうだと思うし、競い合いも盛り上がるのでは。実のところメンター同士も競い合って「あのチームには負けない」と燃えると思いますよ。

理由4:DeNAのカルチャーを体感できる

海野:あと個人的には、インターンの3日間でも、DeNAが役職や年次関係なくフラットでコトにまっすぐに向かえる組織だというのを体験してほしいですね。

nekokak:短期間でもDeNAのカルチャーを実感して欲しいですよね。

nekokak

海野:本当にそうです!

私のように入社して配属からまだ数日、数週間の人間の意見も、ネコカクさんはじめみなさんがしっかり聞いてくれますから。

そして、ただ聞くだけじゃなく「思ったことや感じたことをどんどん言ってよ」と発言をうながされますよね。

経験の差はあっても、社員としての目線が一緒。これは「サマーインターンに参加してくれる学生さんも働きやすいんじゃないかな」と感じました。

nekokak:DeNAに役職はあるけれど、あくまでそれはロールでそのときの役割でしかない。上とか下とかはありません。事業をうまく進めるための最適な役割をそれぞれが担っている、というだけです。

むしろ今回のインターンでいえば、僕なんかはもうすっかり学生の頃を忘れるほどの年齢になったけど、海野さんは昨年まで大学生でしたから。

合理的に考えて、学生の気持ちに近いのは海野さんなんだから、もっとも意見を聞きたいし、素直に受け入れるのは当然ですよ。

理由5:技術を持ち帰ることができる

海野:最後に「プロダクト開発コース」でのサマーインターンを考えている方にひとことお願いできますか?

nekokak:繰り返しになりますが、今年は例年よりさらにエンジニアチームがインターンプログラムにフルコミットしています。

3日間をインターンの日数として「短い」と感じる方もいそうですが、多分、エンジニアとしてここまで濃密な3日間ははじめての体験になるのではないでしょうか。

DeNAの技術の高さを実感できる3日間になると思うし、自身の技術力を高次元にアップグレードできるまたとない機会になると信じています。ここで得た経験を活かし、自らのサービスづくりに応用していただいてもかまいません。

「我こそは」という方に参加してほしいし、また技術や知見、経験を含めていろんなものを持ち帰って欲しいですね。

海野:ワクワクしますね! 当日、学生さんたちと濃密な3日間を過ごせるのが楽しみです。私も学生さんたちに最大限いろんなものを持ち帰ってもらえるように、準備頑張ります!

nekokakと海野 悠
▲サマーインターンにて、お待ちしてます!
※本記事掲載の情報は、公開日時点のものです。

執筆:箱田 高樹  編集:栗原 ひろみ  撮影:小堀 将生

■こちらの記事も読まれています
プロ野球の実データをAIで分析! なぜDeNAのサマーインターンは現役アナリストも驚く成果を出せるのか?

open menu