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PEOPLE

18.11.22

デザイナーのプレゼンス向上に挑む。制作会社で経験を積んだ僕がDeNAでさらなる高みを目指す理由

DeNAには、ゲームや野球といったイメージを持たれている方も多いでしょう。しかし、AIを使った技術やオートモーティブ、エンターテインメント事業など、さまざまな事業を多角的に展開しています。

そのDeNAが注力している事業の1つが、ヘルスケア事業です。

中でも「楽しみながら、健康に」をコンセプトに、主に健康保険組合の皆様に使っていただいている健康増進支援サービスの『KenCoM(ケンコム)』

この『KenCoM』において、WEB、アプリ、会員向け冊子などの幅広いデザインを手がけているのがデザイナーの宮本昌典(みやもと まさのり)です。

デザイナーとして実際に手を動かすだけでなく、マネジメントや採用、講演や勉強会の登壇など、さまざまな業務を担っている宮本。

今後、彼が「目指していること」について聞くと、デザイナーという職種への一般的な見解が変わるほどの熱い想いがありました。

 

制作会社と事業会社。どちらも経験してこその広い視野

はじめまして。デザイン本部サービスデザイン部第二グループでデザイナーをしている、宮本昌典です。

僕のキャリアは、制作会社からのスタートでした。

直接クライアントからIT系の広告制作やカタログを受注しているところで、入社当時は4名ほどの小さな会社でしたが最終的には9名ほどに。そこで5年ほど働く中でデザインの基礎を学びました。

仕事をしているうちに、紙媒体からWEBへ需要が増えてきたのをきっかけに、ステップアップとして2つ目の会社では、WEB系へ転職を決意。上場企業のコーポレートサイト、美術館サイトのリニューアル、デジタルサイネージなどを手がけていました。


株式会社ディー・エヌ・エー デザイン本部サービスデザイン部第二グループ 宮本昌典
2016年にデザイナーとして中途入社。ヘルスケア事業のUX/UIデザインに従事。 プロジェクトの立ち上がりからユーザーに触れるアウトプットまでの体験を設計し、デザインを通じて包括的な課題解決を得意とする。

そこで仕事をして3年ほど経ったときに、ふと思ったんです。広告系の仕事は、まるで打ち上げ花火のようだなと。「つくって終わり」で運用に携われなかったり、デザインしたものがキープされなかったりする状況に対してフラストレーションが溜まっていきました。

そこから、自然とサービスや事業を育てるような会社で仕事をしたいと考えるように。そのとき友人が働いていて、話を聞いてみた会社の1つがDeNAです。

ここなら飽き性な自分でもゲームやオートモーティブ、ヘルスケア、新規事業など、様々な事業に携われる可能性があることに惹きつけられました。

 

主語は常にお客「伝えたいことが、ちゃんと伝わっているか」

入社してまず感じたのは、頭が良くて優秀なメンバーが多く、1言ったら10返ってくる点。仕事はとてもスムーズです。

一方で、ズバズバ指摘されることに、最初は動揺しましたね。普通は、もう少しオブラートに包んで言うようなことを「これってつくる意味があるんですか?」と聞いてきたり(笑)。

もちろん、理由をきちんと説明すれば納得してくれます。そこでクリアな関係性が構築できて、筋が通らないことはやらないという点には非常に好感を持ちました。


▲エンジニアとのミーティングの様子。ホワイトボードにアイディアを示し、議論する。

上司に指摘されたからではなく「これをつくるとお客さまにどう届くか」を軸に進めます。

主語がお客さまなので、本質的な提案をしやすい環境だと感じています。

デザイナーとしては、カッコ良さよりは「伝えたいことが、ちゃんと伝わっているか」を一番重視しています。
「届けたいプロダクトの思いが伝わるデザイン」や「実際にお客さまにしてほしい行動をしてもらえるデザイン」になっているのか。

それが伝わらなければ、デザインとして意味がなく問題外になってしまいます。
もちろん、デザインのクオリティは高いのが前提。それだけでなくデザイナーのエゴに走らず「使う人の目線になっているか」を常に考えています。

 

デザイナー=お客さまと事業主の間というポジション

制作会社と今で決定的に違うのは、意思決定のスピードでしょうか。
以前の職場では、クライアントやクリエイティブディレクターが遠い存在でした。今は決裁者が近く、それこそ声をかけられる範囲内にいるのがやりやすいですね。

「こうするべきでは?」という提案がすぐに言える環境なので、発言するからには責任はもちろんありつつも、フラストレーションを溜めずに仕事ができる環境だと思います。

デザイナーとしては、お客さまと事業主の両方の立場で仕事するよう心がけています。

たとえば、事業目線で言えばメリットだけど、利用者からするとデメリットがあるケースもあります。そういった中で、どこをベストとして落としどころをつけるのかという葛藤はありますね。

事業会社として中にいる分、視野が狭くなってしまう部分もあるので、「常に広く見る」というのは普段から意識しています。

 

専門領域だからこそ、仕事の環境は自分でつくる

僕がDeNAに入社した当時は「発注したものの制作や絵をつくる」のがデザイナーで、「デザイナーが戦略や企画など上流から入る」というスタイルがあまり根づいていませんでした。

そこを変えるのは大変でしたが、デザイナーという専門的な職種の視点から、自分の意見を伝えるようにしていたんです。

上がってきた企画に対してデザイナー目線でのインプットを入れて「さらにこうした方がいいですよ」とデザイン面でいくつか提案をして。

お客さまの視点に戻すというか、実際に使われるかどうか、そこへ議論を持っていき、信頼関係を構築していきました。

比較したときに、絶対こっちが良いというものが見えているのであればそれは提案すべきですし、言われたことをやるだけであれば、誰でもできます。

デザイナーならば、自ら仕事の環境をデザインしていかなければならないと思います。

 


▲KenCoMでは、別冊のKenCoM Liteで宮本がアートディレクションも担当。

僕がそう考えるようになったのも、経験上、言われたものをつくるだけでは良いものができなかったんです。

デザインの発注って簡単そうで、実はとても難しいんです。発注者がどうまとめていいかわからずに発注して、言われるままにデザイナーがつくっているような状況。それって良くないですよね。

事業側がやりたいこと、お客さまが望むものを整理しないと施策の効果は薄くなってしまいます。

それには制作までの交通整理が大切で、より良いものをつくるためには、上流の企画から入ることが必要だとわかったので、そうなるように動いていきました。

 

目指すはデザイナーの地位向上

そんな視点を持った人と働けると、僕もとてもやる気が出ますね。自発的に仕事をする姿勢がベースにあり、事業でどんなことをしたいのか意思を持ってデザインできる人。

事業の全てをつくりたい、それくらいの気持ちがあるタイプがDeNAに向いていると思います。

どんな仕事もそうですが、自発的に仕事を作っていかないとつまらない仕事ばかりになってしまうので、楽しい仕事は自らつくる。そういうマインドが必要で、自然とできる人がいいです。

僕自身は、デザイン以外の仕事として、勉強会や講演会で登壇する機会が増えました。

何かをつくるときには、いつも「誰に届けるのか」を意識していますが、登壇であれば、どういう内容で、どういうレベル感の話をしたほうが噛み砕いて考えます。

大変ですが頭の中の考えを言語化できるので、ある意味良い機会だなと。

ヘルスケア事業部に所属はしていますが、デザイン本部のブログ立ち上げだったり、採用だったりと、多角的な仕事をしているので飽きません。

自分から首を突っ込めば参加できるような環境なので、やりたいことがいろいろある人には向いていると思います。

今後は、デザイナーの価値を高めていくような働きをしたいですね。

たとえば、エンジニアやビジネス職種に比べて、デザイナーは年収相場が低かったりします。
それは他の職種からデザイナーは「言われたものをデザインする」だけの人と見られていたり、「定性的なものは評価できない」などの側面があるのかもしれません。

その立場に甘んじた結果、クリエイティブで期待値を越えることができていなかったから、その差が生まれているのかな、と感じています。

本来、デザイナーの役割はデザイン的思考でプロダクトやサービスに新たな価値を生み出すことです。

ビジネス、エンジニアに限らずデザイナーでもきちんとバリューを発揮すれば、よりプレゼンスを底上げできるはず。なので、デザイナーという職種の社会的地位を高めるような動きをしていきたいですね。

DeNAでは一緒に働く仲間を募集しています
※本記事掲載の情報は、2018年11月22日時点のものです。

取材・執筆: 相澤 梓美  撮影:小堀 将生

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