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CULTURE

17.11.30

トイレの空き状況もチャットで確認。Slackエンタープライズ版が創る未来|連載・しもじーが行く

みなさん、はじめまして! フルスイング編集部の「しもじー」です。私は2017年11月からDeNA人事部に異動して、メディアの運営に携わるようになりました。人事も編集もまだまだ慣れないですが、毎日お仕事を“フルスイング”で頑張っています。

今日は、会社のエントランスでもくもくと作業をしています。Slackであの連絡をして、と。

あ、Slackっていうのは、世界中で使われているチームコミュニケーションツールです。エンジニアをはじめとして主にクリエイティブワーカーの方々に重宝されていて、無料で使えるフリー版と、有料のスタンダード版、プラス版が広く利用されています。

DeNAでも、職場でのコミュニケーションにはSlackをフル活用しています。そして、今年10月からはプラス版よりもさらにハイグレードなプラン「エンタープライズ版」の導入を開始しました! これは大企業向けのプランで、国内企業の導入はDeNAが2番目だそうです。

でも、いったいどうして、導入に踏み切ったんだろう……。気になる……。

そうだ! エンタープライズ版の導入を推進した経営企画本部 企画統括部 IT戦略部 部長の成田敏博さんに、その理由を聞いてみよう!

ガチャッ!(扉を開ける音)

すみません! よかったら、インタビューをさせていただけませんか!?

 

おおおっ!! びっくりした!!!

Slackエンタープライズ版の導入理由について教えてください!

あ、はい。わかりました。大丈夫ですよ!

今回はよろしくお願いします!

 

Slackでチームが乱立し、一元管理できない状態だった

さっそくなんですが、エンタープライズ版を使うことを決めた経緯から聞きたいです。最初に話が上がったのはいつ頃なんでしょうか?

今年の6月くらいですね。当時は、各事業部が個別でSlackを契約していて、気づいたときには約40チームが個別で乱立しているような状態でした。

我々IT戦略部は全社のITの統制・管理をしている部署なんですけど、そういう前提があるために、どこで、誰が、どのような用途でSlackを使っているのかが把握できていませんでした。そこで、エンタープライズ版を導入することで一元管理できるようにしたんです。

経営企画本部 企画統括部 IT戦略部 部長 成田敏博
ITコンサルティング会社で主に公共機関における業務改革・システム導入/運用業務に従事。
2012年にDeNAに入社後、IT戦略部で全社会計システムの導入・運用、管理業務を担当。2016年10月から現職。ベストマネージャーとして2017年上期社長賞を受賞。

 

各ユーザーの使用状況が把握できないと、どんなデメリットがあるんですか?

例えば、ユーザーの管理ができていないことにより情報漏洩が発生する可能性があります。ある社員が退職したにも関わらずSlackのチャンネルに入ったままになっていて、会話の内容が読めてしまうといったリスクが考えられるんです。

それは確かに危険ですね! でも、それほど多くのチームを1つにまとめるのはかなり大変だったんじゃ?

そうですね。一番大変だったのは、どの社員がどれくらいSlackを使っているのかを全社的に調査することでした。それを知る術が最初はなかったので、Slack本社にデータ提供を依頼して、各ユーザーの所属部署やどれくらいのトラフィックがあるのかを詳細に洗い出したんですよ。

 

途方もない作業ですね……。

それに、ソリューションとして一定コストがかかってしまいますから。マネジメントレベルで同意をもらうために、セキュリティ部やコンプライアンス・リスク管理本部、経営管理部など、いろんな方々に協力してもらってマネジメントとの調整をしていきました。

ノウハウは社内のみならず、他社にも積極的に共有

エンタープライズ版を導入するにあたって、「こういうことに気をつけるとスムーズにいく」というノウハウってありますか?

まずは、エンタープライズ版を導入した際にどのようなチーム構成にするかを事前にきちんと検討する必要があると思います。それと、Slackを導入している他社の活用状況を収集することも参考になりますね。

社内だけじゃなく、社外とも連携をしているんですね! そうすることで、どんなメリットが生まれるんですか?

他社のSlack活用事例を知ることでそのノウハウを自社にも展開できるんですよ。もちろん、その逆のケースもたくさんあります。例えば、DeNAがエンタープライズ版を導入するにあたっての経緯や手順などは他社にもご紹介しました。今後も、様々な活用方法を他社にも共有しながら検討していければと思っています。

 

他システムと機能連携すれば、あらゆることがSlack上で完結する

このタイミングで改めて聞きたいんですけど、他のチャットツールと比較してSlackの強みってどういう部分にあると思いますか?

一番大きいのは、他のシステムとのインテグレーション(機能連携)やAPIを利用した機能拡張がしやすい点だと思います。それと、ツールとしての安定性ですかね。障害が発生することも少ないですし、レスポンスも滞りません。

他のシステムとの連携という話が出ましたけど、今後「こういった活用をしていきたい」というアイデアってありますか?

まずはIT戦略部内でアイデアを募っていて、現在約30件くらいが挙がっています。例えば、Service Deskに来る問い合わせを自動で返すAIチャットボットとか、ボットが解決できない場合にService Deskに自動でチケットを発行する機能など、今後実現できると面白いなと思っています。

それってすごく便利ですね!

それから、ワークフロー承認機能をSlack上に集約できないかとも考えています。会計システムや経費精算システム、汎用ワークフローなどで、「申請者が申請をすると、承認者に承認依頼がメールで届く」という仕組みがよくありますが、たまに承認者がその依頼を見落としていたり忘れたりしていて、業務が滞ることがたまにあるじゃないですか。

それ、とても身に覚えがあります。

そういった承認機能をSlackと連携させれば、Slack上だけで確認や承認作業が可能になるんです。そうすれば、申請者にとっても承認者にとってもメリットがあり、業務スピードを上げることに繋がるかなと。

すごく楽になりそう。それ、今すぐにでも導入してもらいたいです……!

ですよね(笑)。この施策は、来年度にかけて実施していきたいと考えているので、もうしばらく待ってください。

あとはライトな機能だと、各フロアにあるトイレの空き状況を教えてくれるBOTシステムトイレの扉にセンサーを付けておいて、それをBOTと連動させることで、Slack上でBOTに話しかければ「このフロアのトイレが今空いている」ということが確認できるようになるんです。

今、DeNAは渋谷ヒカリエの20階から26階まで7フロアを借りているんですけど、特定フロアのトイレが混んでいるときに他のフロアに移動するのって結構大変じゃないですか。

確かに。正直かなり面倒ですよね。

そうなんですよ。きっとそう考えている社員は多いので。近々実現させたいと思っています。

Slackがコミュニケーションを活性化させる

今後、Slack上でさまざまな便利機能が実現したり、コミュニケーションが活性化したりしていくのが本当に楽しみです。メールなどのツールと比べて、コミュニケーションの効率は圧倒的に上がるだろうな、と期待しています。

社内・社外問わずチャンネルのメンバーとラフにやりとりできますし、返事もスタンプで完結できるのがすごく良いです。

いろんな形でコミュニケーションできるのが楽しいですよね。最近面白いなと思ったのは、ベイスターズが日本シリーズに進出したとき。全社Slack内で「応援をするから、今夜19時にさくらカフェ(DeNA社内にあるカフェスペース)で」というアナウンスがありましたが、それに対してスタンプが山ほど付いていたんですよね。非常に盛り上がっていました。

そういった文化も、コミュニケーションを活性化するSlack“らしい”特徴だなと思いました。

最後に聞きたいんですけど、Slackエンタープライズ版を全社導入する過程で、きっと大変なこともたくさんあったと思います。それでも成田さんが“フルスイング”でプロジェクトを推進できたのって、どういう部分にやりがいがあったからだと思いますか?

導入以前の課題を解消し、また、導入後にツールを最大限活用することができれば、DeNAという組織全体に必ずプラスになるという確信があり、そこに大きなやりがいを感じていたからだと思います。これは今後の取り組みをどのように進めていけるかもに掛かっていますが、他部署の方々とも連携しつつ、よいものをつくっていければと思っています。

今回はどうもありがとうございました!

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