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PEOPLE

18/08/24

メーカーからDeNAへ。AIプロジェクトマネジメントに全力を注ぐ元研究員

国内メーカーの研究者、米国イェール大学でのキャリアを経て、外資系メーカーの開発マネージャーをしていた奥田浩人(おくだ ひろひと)。彼は現在、DeNAのオートモーティブ領域でAIを用いたサービスづくりのマネジメントに全力を尽くしています。今の環境の魅力を「おもしろくて優秀な技術者と切磋琢磨できる」「サポートの専門部隊がいるからコア業務に集中できる」と語る奥田。

順調にキャリアを積んできた奥田はなぜ、新規領域でのサービスづくりにチャレンジすることを決めたのでしょうか。まだまだ多くはない「AIプロジェクトのマネジメント」の選択に至った理由、そして今の業務のやりがいを聞きました。

研究職から開発部門のマネジメントへ

――「AIのプロジェクトマネジメント」とは、具体的にどのようなお仕事をされているのでしょうか。

奥田:今はオートモーティブ事業部のAI関連プロジェクトのの立案に参画したり、プロジェクト遂行の責任を担っています。詳細はお伝えできないのですが、今後車がインターネットにつながることで、いつ、どの車が、どんな場所を走ったのかなど、あらゆるデータが蓄積されるようになります。

AIでこれらのデータを分析することで、事故の軽減、より高いレベルでの自動運転などを実現していくことが私たちのミッションです。

株式会社ディー・エヌ・エー システム本部AIシステム部 奥田浩人
大学では計数工学を専攻。1994年に大手メーカーに新卒入社し画像認識の研究開発に従事。在職中にイェール大学の客員研究員として医用画像処理の研究開発を行う。同大学医学部のMagnetic Resonance Research Centerにエンジニアとして勤務後、外資系ヘルスケアメーカーに入社。MRIのソフトウェアの開発部門で技術開発とマネジメントに従事。2018年3月にDeNAに中途入社。

――とても難易度が高そうですね。どういったキャリアを積むとAIのプロジェクトマネジメントができるようになるのでしょうか。

奥田:そうですね、私の場合でお話しますね。大学院では、計数工学を専攻し画像認識の研究をしていました。これが現在のAIのマネジメントという仕事にたどり着いた、1つのバックグラウンドになっていますね。

――と、言いますと?

奥田:計数工学というのは、数理的な切り口でエンジニアリングの問題に取り組むことです。当時から、人間の知的な機能をコンピューターで実現することに関心があり、数理的なメカニズムを用いて、どのように画像認識を実現するのかについて研究していました。

――では、大学院卒業後も研究を続けてこられたんですか?

奥田:はい。しばらく民間と大学の研究機関で研究をしていたんです。新卒で入ったのは国内大手メーカーの研究所で、画像認識の研究開発に携わりました。そのメーカー在籍時に、イェール大学に会社の客員研究員として籍を置く機会があり医用画像認識の研究をしていました。その後意気投合していた大学の教授から、一緒にやらないかとお誘いを頂いたこともあり、イェール大学の研究機関に移りました。

――イェール大学で医用画像認識を研究されていたんですね……!そのまま今まで研究を重ねて来られたのでしょうか。

奥田:それがそうでもないんです。その後10年間務めた外資系ヘルスケアメーカーで研究職から開発部門に軸足をずらしました。研究開発をしていたんですが、途中でマネージャーになりまして。MRIの開発部門でソフトウェアを担当し、チームやプロジェクトの運営管理をしました。

――研究職から開発部門のマネージャーに?

奥田:そうです。やってみてだんだんわかったのですが、開発部門のマネージャーの仕事というのは、やりがいがあるとてもおもしろい仕事なんです。

研究者ももちろんすばらしい仕事でしたが、開発の仕事は研究の成果によって自分たちがつくった製品が世に出て、実際に人に使われるところまで見届けられる。手応えと充実感を感じて、没頭していましたね。

 

スピーディーなサービスづくりを求めてDeNAへ

――前職でやりがいを感じながらも、なぜ転職をされたのですか?

奥田:端的に言うと、今までの経歴を活かしダイナミックな変革が起きる分野に貢献したいと考えたんです。AIの技術者は増えてきていますが、「AI技術を理解してマネジメントできる人材」はまだ多いとは言えないでしょう。

――それはなぜでしょうか?

奥田:AIブームが起きたのがここ5年ぐらいだからです。若くて最先端の研究に通じている技術者はたくさんいても、それなりの経験を積んでマネジメントができる層がまだまだ足りていません。

今はAIが巨大なインパクトを社会に与えようとしているタイミングです。そうした大きなうねりの中で、変革を進めることができる。これは技術者として、とてもエキサイティングなことだと感じます。

――とてもやりがいがありそうですね。ですが、様々な選択肢がある中でDeNAに入社されたのはなぜでしょうか。

奥田:スピード感をもってAIの最先端技術をサービスづくりに活かすことができると思ったからですね。DeNAはやはり一般的な大企業と比べると、圧倒的にPDCAを回すサイクルが早い。

これはAI技術を活かしたサービスを、実際にしっかりと世に送り出していきたい自分にとってとても魅力です。もちろん情報のキャッチアップなど、大変な面もありますが(笑)。

――なるほど、企業のスピード感はサービスづくりにおいて重要ですよね。

奥田:はい。それから、DeNAはAIを応用できる事業領域が広いことも魅力に感じました。私が関わっているオートモーティブ領域だけでなく、ゲームにヘルスケアなどAIを既に活用していたり、今後AI活用の余地があったりする事業を多く展開しています。

 

おもしろくて優秀な技術者と切磋琢磨できる

――実際にプロジェクトマネージャーとして働く中でわかったDeNAの魅力はありますか?

奥田:最も魅力に感じたのは一緒に働く仲間ですね。メンバーの技術レベルが高く、開発水準を引き上げていくことができるんです。

DeNAのAIシステム部には、研究開発エンジニア、データサイエンティスト、データ基盤系のエンジニアなど約60名ものAIに秀でた人材がいます。おもしろくて優秀な技術者とお互いに切磋琢磨しながら一緒に仕事ができることは、すごく刺激的だと感じています。

――技術者としては、優秀な技術者と共に働けるのは嬉しいことですね。

奥田:はい。私の以前の職場、つまり大手電機メーカー、外資系ヘルスケア企業にいた時も、優秀な方が大勢いらっしゃいました。特にイェール大学では世界中から最優秀とされる大学院生や若手研究者が集結していました。しかし、DeNAのチームメンバーも全くひけをとらないと思います。

――それはどのようなときに感じますか?

奥田:チームメンバーは、国際学会での発表や出版物への寄稿などアカデミックな世界でも積極的に発信していますし、世の中に出ている最新の手法を、呼吸するように当たり前に取り込んで使いこなしています。それから、様々な専門分野のAI人材がDeNAに集まっているというのも、他社ではなかなかない魅力ですね。

――なぜ様々な専門分野のAI人材が集まっているのでしょうか?

奥田:やはり展開している事業領域が広いからですね。AI人材と一括りに言っても、通常はその会社が展開している事業によって専門分野は限定されます。たとえば、人間がメッセージを送るとAIがその内容に応じて返答するような機能を搭載しているサービスであれば、自然言語処理の研究開発を強化するでしょう。

画像を多く使用したサービスを運営していれば、画像認識処理技術に長けたAI人材を集めますよね。けれどDeNAは多種多様なサービスを展開しているので、AIを活用できる領域がとても広いんです。

だからこそ、特定の分野に特化した人材だけでなく、様々な専門分野のAI人材が一同に集まっている。この中で働くことは、お互いの領域を学べることはもちろん、更にその上で切磋琢磨しあえるなど、想像以上の効果があると思っています。

 

データの準備や開発環境をサポートする専門部隊がいる

――お互いに高め合っていけそうですね。

奥田:ええ。それに環境の良さで言うと、私の部署にはサポートしてくれる専門部隊がいることも大きいです。ですから、コア業務に集中できるんですよ。

――どんなことをサポートしてくれるのでしょうか?

奥田:AIのシステムを組む際、AIのR&Dエンジニアにとって、コアでない仕事もたくさん発生します。たとえば、画像認識処理のAIでは人工知能に学習させるために何万枚もの画像からマウスを使った手作業で、画像に写っているものを人間、車などとコンピュータに教えたり、特徴を認識させるための道具をつくったりといった準備で時間が取られてしまいます。また、開発に必要な高スペックのコンピューター環境をつくることも必要になってきます。

――それは大変ですね……!

奥田:一般的に、これらの作業は研究者の仕事となっているため、ここに多くの時間を割いている、というのはよくあることではないでしょうか。DeNAにはこういったデータの準備や開発環境をサポートしてくれる専門部隊がいるんですよ。そのおかげもあって、研究者は自分の開発自体に集中できるんです。

――開発のコア業務に集中できるのは、研究者にとって魅力ですね。

奥田:はい、とても恵まれた環境だと感じています。

 

役職年次問わずチャレンジできる

――そういった環境でマネジメントをするうえで、奥田さん自身が大事にされていることはありますか?

奥田:チームメンバーのパフォーマンスを最大化するために「自分はどうサポートすれば良いのか」と考えるスタンスをより大切にするようになりました。

DeNAは技術者一人一人の裁量が大きく自由度が高いと感じます。多様で優秀なメンバーが集まっていて、AIを応用できる事業領域が広く、コア業務に集中できる環境がある。こうした環境下では、メンバーがのびのびと働くことが、チーム力の最大化にもつながると考えています。

――なるほど。メンバーの主体性を大事にされているんですね。

奥田:はい。手を上げた人が自らプロジェクトを起こしやすい環境なので、そういったことに主体的にチャレンジしやすい雰囲気づくりは大事にしたいですね。これはメンバーだけでなく、マネージャーであっても、です。自分発信でチャレンジできる風土は特徴的ですね。

――役職問わず自らチャレンジしていける、というのはマネジメント職から見ても魅力ですか?

奥田:もちろんです。固定化された役割にとらわれることなく、どんどん挑戦して

いくことが会社としても奨励されていますし、現にみな、チャレンジしています。

それに、AI領域は情報の更新スピードが早い分野なので、少し前に自分が勉強したことが過去のものになっていることも多くて。裏を返せば、常に新しい刺激があるということで飽きることが全くないのですが(笑)。

私自身もチームの若いメンバーから日々たくさん教わっていますし、これからも彼らと一緒に仕事をする中で自分自身とチームの成長につなげていきたいと思っています。

――共に学びあえ、成長できる環境はいいですね!

奥田:ええ。毎日こうした学びと成長を楽しんでいます。

「AIで人に役立つサービスや事業をつくりたい」とか、「優秀でおもしろい人材と切磋琢磨したい」とか、そんな人達が集まっている環境です。今、AIによる大変革の中で、自分の力で世の中にインパクトを出したいという意志を持つ技術者にとってDeNAは最高の場だと思います。

素晴らしいチームとともに、「このサービスはDeNAのAIがあるから世界一」と自信をもって言えるようなものづくりを実現したいです。そして、世界中の人にそのサービスを使ってもらいたいですね。

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※本記事掲載の情報は、2018年8月23日時点のものです。

執筆:さとうともこ 編集:榮田佳織、下島夏蓮 撮影:杉本晴

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