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横浜DeNAベイスターズ木村社長が語る『Be Crazy』戦略—常識破りのチーム改革とは?

2025.07.01

横浜DeNAベイスターズ(以下、ベイスターズ)の木村洋太社長が、YouTubeチャンネル「事業家のDNA」で語った、常勝軍団を目指すリアルな挑戦を全文お届けします。26年ぶりの日本一達成の舞台裏、南場オーナーとの知られざるエピソード、そして2025年のリーグ優勝に向けた新戦略「横浜奪首」と組織改革「Be Crazy」について、熱く語ります。

26年の苦闘を乗り越え、ファンと共に掴んだ日本一

寺本 百花(以下、寺本):日本一達成まで26年という長い年月がかかりましたが、特に木村さんが就任されてからの期間で、「あの時期はきつかった」と印象に残っている時期はありますか。

木村 洋太(以下、木村):きついというよりも、もどかしいと感じたのは、2017年に一度、2024年と同様にクライマックスシリーズでの下克上を果たし、日本シリーズに進出。その後、2019年にリーグ2位になったということもあり、「そろそろ優勝できるのではないか」と社内で思い始めた時期からなかなか優勝に手が届かない期間は、皆がもがき苦しんだ時期だったと思います。

寺本:まさしく、耐えて耐えて掴んだ日本一ということですね。以前どこかで、おそらくもっと前の時期だったと思いますが、オーナーの南場さんと一緒にビラ配りをされていたというお話を聞いたことがあります。

木村:はい、私がDeNAに入社して間もない頃は、ファンクラブの会員募集のビラ配りを行っていました。それから何年も、シーズン開幕のたびに職員総出でビラ配りをしていた時期もあります。私が社長に就任した翌年2022年の開幕時も、駅でビラ配りに参加していました。

寺本:本当に地道に、泥臭く、さまざまことを積み重ねてきた結果が今に繋がっているという感じですね。

木村:そうですね。お客さまの温度感を肌で感じられる仕事ですので、そうした姿勢は大切にしています。もちろん、職員それぞれの役割によっては、必ずしも現場でお客さまと直接触れ合う機会があるわけではありませんが、現場でお客さまと接する機会が少ない職員にとっても、自分たちがどのようなお客さまに支えられているのかを感じながら仕事に取り組むことは、とても重要だと考えています。

南場オーナーの意外な素顔?オーナーと誓った”勝利への向き合い方”

寺本:現場感覚を持つことはとても大切ですよね。さて、昨シーズン中は南場さんが「南場オーナー」「南場ママ」と呼ばれて、話題になるシーンもよく見られました。木村さんの前では、南場さんはどんな感じだったのか、裏話を少し聞かせてください。

木村:裏話ですか(笑)。皆さんがご覧になっているあのままです。試合中はいつも熱狂的に応援されています。しかし、実はものすごく心配性な方で、「負けるかもしれない」「打たれるかもしれない」と常に不安を抱えながら観戦されているのです。

試合中もピンチになると、グラウンドに面した席ではなく、部屋の後ろの方で小さくなり、目を背けながら「どうなった?」と尋ねるような動きをすることがあったり、また、失敗した時のショックを和らげるために、心の保険をかけるといった性格も見受けられたりして。

例えば、「ここで打たれても、相手の方が格上だから仕方ないよね」とか。もちろん、本心から打たれても良いと思っているわけではなく、勝ちたいという気持ちは非常に強く、ある意味誰よりも持っているかもしれない。それでも、「仕方ないよね」と自分に言い聞かせながら、その場面を観ているシーンもあったのです。それを横で見ていて「ああ、そういう性格なのだな」と思っていました。

でも、昨年のとある時期に、「そういう発言を、仮に一部だけ聞き取った職員やファンがいたら、どう思うだろう?」といった話をしました。私たち球団としても、常に勝利に全力で向き合っていたいという観点からすると、もしオーナーが「ここで打たれても仕方ない」と、本心ではない、心の保険としての言葉だったとしても、その瞬間だけ聞いた職員が「オーナーがそう思っている会社なのだ」と感じてしまうと、それは現場に伝わると思うのです。

チームのメンバーや、ユニフォームを着ている選手たちは当然、全員が常に勝ちたいと思って取り組んでいます。しかし、(オーナーが)「今日負けるかもしれない」と言って良いのなら、私たち(選手)も言って良いのだろう、という雰囲気になってくる。「オーナーの本意ではないところで、組織が緩んでいく可能性もある」という話を、実はオーナーとしました。

そして、今後はどのようなシチュエーションでも、仲間(チーム)が勝つことを心の中で信じるだけではなく、言葉にして向き合い続けよう、常に勝利に向き合おう、ということをオーナーと誓ったのが、昨年のシーズン中盤でした。

寺本:素敵ですね。確かにそのお話、南場さんどこかでされていました。「海より深く反省した」と。そういった経緯があったのですね。

3万人の「勝てる!」が選手を後押しする。オーナーと現場、ファンを繋ぐ「思い」の連鎖

木村:だからこそ、私もオーナーと現場を繋ぐ立場として、オーナーが心から応援しているという思いを伝えなければならないですし、私自身もそうした振る舞いをしなければならないと、今まで以上に強く思うようになりました。

寺本:一ファンとして心が動いてしまい、それがつい言動に現れてしまうこともあるかと思いますが、立場上、周りからどう見えるかを気にしなければならないというのは大変なことですね。

木村:しかし、オーナーの思いを現場に伝え、それがうまく繋がっていくと、チームにとってものすごい戦力になるのではないかと思っています。長年野球を観戦されている方々のうち、多くの野球ファン、特に一部のチームを除いたファンの方々は、負け慣れていたり、弱いチームのファンだったりすると、相手のエースが出てきた時などは、「今日は負けるかもしれない」と心のどこかで思ったり、その思いを持ちながらスタジアムに来て、「今日は仕方なかったね。でも、こういう良いところもあったね」といった反応をすることもあると思います。

しかし、その「負けるかも」という思いをスタジアムにいる3万人のファン全員が持っていたら、それは選手たちにも伝わると思います。逆に、常勝軍団のチームのファンは、相手がエースであっても、「いやいや、勝てるよ」と信じて野球場に来てくれていると思うのです。

選手たちは、そうしたファンの雰囲気を力に変えて戦っています。ですから、横浜スタジアムに来てくださる3万人のファン全員が、本当に心の底から勝てると信じて、その思いを発してくださると、選手たちは「私たちができるベストを尽くさなければならない」と、より一層強く思える環境になると考えています。その思いが、職員だけでなく、ファンの方々にも広がっていくと良いなという思いを持ちながら、私自身も全力で自分のやるべきことを発信していきます。

2025年のスローガン「横浜奪首」に込めた強い意志:取れるもの全てを取りに行く

寺本:2025年シーズンはもちろん、リーグ優勝を狙っていくと思うのですが、それに向けて「横浜奪首」というスローガンを掲げられていますね。こちらにはどういった意味があるのか教えてください。

木村:「奪首」という響きもさることながら、「首」を「奪う」と書いて、リーグ優勝(首位)の意味の「首」と、全体の頂点である日本一(日本シリーズ)の両方を「奪」うぞと、「常に取れるものは全て取りに行く」という強い思いを込めて、三浦監督が中心となって決めた言葉です。

寺本:確かに、音の響きもとても良いですね。その「横浜奪首」を実現すべく、現在どのような新戦略を実行されているのか、そのポイントをぜひ教えてください。

木村:昨シーズンはリーグ優勝を果たすことはできませんでしたが、日本シリーズで日本一となることができました。しかし、その喜びは何物にも代えがたいものであった一方で、やはりリーグ優勝をしなければならない、という思いは、先ほどのオーナーの言葉にもあったように、チーム全員が持っています。

会社全体としてどうすべきかを考えたときに、先述の通り「本当に職員全員が勝利に向き合えているのか」「勝ちに繋がる行動を全員が取れているのか」といった点を昨年の後半から改めて考え直していました。

DeNAが球団を運営するようになってから、「この球団の特徴は何ですか」と客観的に問われた場合、おそらく多くの方がイベントや演出、盛り上げといった点を挙げるのではないかと思います。

これは、2012年にDeNA体制へ移行した当時、野球というスポーツは強いチームでも勝率6割程度、つまり4割くらいは負ける試合があるという現実を踏まえ、「来ていただいたお客さまに、勝ち負けの結果だけで喜びを与えるのは得策ではない」と考え、仮に「負けた試合でも楽しめる環境作りをしていこう」と取り組んできた結果であり、一定の成果は残せたと思っています。

しかし、その言葉(戦略)は、当時チームの戦力が十分ではなかった背景があっての戦略だったと認識しています。そして、時が経つにつれて、OBの解説者の方から「ベイスターズはファンサービスだけの球団だ」というようなことを記事などで言われて、「あぁ、そういう見方もされてしまうのか」と感じたこともありました。

また、外部からだけでなく、球団内部の人間も含めて、「負けた時でも楽しめる」ということが、「負けても良い」と、ある意味勘違いされてしまうようなコミュニケーションとなっていたかもしれないと、改めて感じました。

やはりスポーツという勝負の世界で仕事をしている以上、勝利、そしてそれに伴う喜びを届けることが、我々の最大の使命です。それが叶わなかった時でさえ、やるべきことをやろうという、その最も大切な部分がいつの間にか見失われていたような感覚がありました。そこで、スポーツビジネスの原理原則、すなわち勝利を追求するという原点にもう一度立ち返ろうと、今年は考えています。

新バリュー「Be Crazy」誕生の背景:スポーツビジネスの原理原則「勝利」を組織の共通言語に

木村:スポーツビジネスの原理原則に立ち返る中で、会社全体のバリュー、行動規範として、「Be Crazy」という言葉を掲げています。

これは、今までやってきた成功体験や、ある種の業界の常識や慣習、または経験値の多い人の意見が、新しい人の意見よりも正しいといった風潮など、それらの心の中の仕切りを全て取り払って物事を考えよう、という意味で「クレイジー」という表現を使いました。

「クレイジー」には物事に熱狂する、熱中するという意味もあります。本当の意味で野球や仕事に熱中した時に、何をしたいのか。周りの反応を忖度した表現をすることは、ビジネスパーソンとして誰もが経験があるかと思いますが、今年はそれをやめようと。その上で、皆で優勝を目指してみよう、そうすれば、見えてくる世界が違うかもしれないということを、会社全体の今年の目標としています。

これまで、ビジネス部門は収益化、チームは勝利、スタジアムはファシリティの安全安心、コーポレートは会社全体の仕組みの円滑な機能、といった目標で取り組んできました。当然、各部門の役割はありますが、その役割の中で「勝利に向かって、それぞれができることを全力で考えよう」という視点を加えています。

例えば、ビジネス部門でこれまで「盛り上げ」と称していた領域に、「勝つための盛り上げ」という言葉が付随することで、やり方も変わってくると思います。具体的に何をやるかは、各部門の皆に任せていますが、その最終的な目標地点は「勝つために、勝利のために、優勝のために」という点を全員が意識し、これまでの常識を取り払い、クレイジーに、心からやりきったと思えるようなことに、今年1年チャレンジしてみようと呼びかけています。

その結果、多くの賛同を得て、今、ビジネス、コーポレート、スタジアムといった各部門の人々も、「昨年チームが届かなかったところに、我々とファンの力で到達させるのだ」という思いをものすごく強く持っていると感じています。

DeNA流「Be Crazy」な組織運営:“野球畑”以外も活躍できる理由

寺本:皆さんで今、改めて同じ方向を向き直して、すごく士気が高まっている状態なのが伝わってきます。「Be Crazy」の施策としては、具体的にどういったものがありますか?

木村:やはり組織において、しっかりとコミュニケーションを強化していくことを進めています。もともとチーム統括本部という、ユニフォームに近い組織の中で始めたことを、今、全社単位で広げています。いかに会社全体の考えていることを本部の人たちが理解し、さらに本部全体の考えていることを部門の人たちにすぐに理解してもらうかといった、コミュニケーションを正確に繋ぐこと。

また、お互いに直接コミュニケーションする相手のバックグラウンドや、その人の目指しているもの、キャリア観などを理解した上で、コミュニケーションを取ること。人にはある種のコミュニケーションの癖のようなものもあります。「ああ、この人はこういう癖があるのだな」ということも含め、相手の立場に立ったり、あるいは自分の癖をしっかり開示していく中で、コミュニケーションの齟齬を極力減らしていく。

その結果、最終的に上に上げていくと覆される、といった事態を極力なくしていくこと、そして覆す必要がない場合には、しっかりと後で振り返ることで、「Good」だったものをより「Great」にしていこうと、組織全体として取り組んでいます。

寺本:「Be Crazy」の意味の中に、当たり前を取り払って、といったところがあったと思うのですが、特にそういった組織運営や組織組成といった面で、ベイスターズが独自に行っていることはありますか?

木村:そうですね、組織の役割の考え方もそうですが、人の異動の仕方なども、他のチームではなかなか考えられないようなことをかなり行っていると感じています。いわゆる、当社の社内にも野球選手出身者が重要なポジションにいるケースもありますが、そうではない人も含めて重要なポジションに就いている点は特徴的だと思います。

既にメディアで取材していただいている通り、スカウティング部門は全く野球畑ではなかった人間が担当しているケースもありますし、チーム戦略の部門も同様です。また、チーム統括本部長も野球畑ではない人間です。これほどまでに野球畑ではないマネージャーが多いのは、DeNAの特徴であると考えています。

それを成し得ている背景にも、やはりコミュニケーションの存在があると思います。当然、知識や経験、スキルといった面で、プロ野球を経験している方々に頼る部分は多いです。しかし、そことDeNAらしさとの融合といった点を、マネージャー層が担ってくれています。

チーム戦略にしても、会社がデータなども多く活用したいのに、なぜか現場に浸透しない。その主な原因は、データ担当者と現場スタッフの分断です。データを担当する人はデータの分析に専念し、現場のスタッフは選手とのコミュニケーションに専念する。この分断が、データ活用の推進を妨げる大きな原因となっています。

しかし、当社の場合はそこが融合しています。データをしっかりと現場との間を介して読み解ける人もいれば、「なぜこのようなデータを用いるのか」を説明できる人もいます。そういった形で、組織全体として新しいものを取り入れていく際には、データに関することであっても、皆が納得できる状態で理解してもらうことを重視しています。

誰もが重視しているのは、最終的にプレーする選手やコーチに加え、プレー以外の準備をする現場のメンバーまで、全員が「納得して」仕事に取り組んでいるのか、それとも「やらされて」仕事に取り組んでいるのか、という点です。

我々が目指すのは前者であるため、データ戦略にしても、他の新しい物事を取り入れるにしても、きちんとコミュニケーションを取りながら進めることが、全てのベースになっていると考えています。

寺本:確かに。特にAIをどう活用していくかといった点は、「DeNA × AI Day || DeNA TechCon 2025」で大西さんが話してくださっていましたね。

木村:AI Dayでのお話、面白かったですよね。技術がしっかりと現場に浸透するというのは、この会社ならではの文化だと思います。

「2を3に、3を4に」:三浦監督も重視する「できることの底上げ」。競争を生み、個々のレベルを高めるチームづくり

寺本:オフシーズンにはどういった補強戦略を取られたのか、そしてシーズンではどういった面の補強や戦力アップを考えられているのか教えてください。

木村:補強、戦力アップという点では、最も分かりやすい目玉は、2023年シーズンに在籍していたトレバー・バウアー選手が今年戻ってきたことです。

昨シーズン1年間を通じて、投手陣の力が相対的に不足していたという課題がありましたが、バウアー選手という大きな存在で補強できたのは大きいです。また、他球団からの移籍選手からも、中継ぎや抑えを任せることができる選手を多く獲得しましたし、ドラフトでも「今年こそ優勝するのだ」という思いのもと、やはり即戦力で投げられるピッチャーを中心に指名しました。これは一貫して行ってきたことです。

その上で、内野手に関しても、他球団とのトレードやドラフトを含め、選手層を厚くする点にはかなりこだわりました。やはり我々は打力に強みを持つチームではあると思いますが、一人の選手がずっと出場し続けられるわけではありません。また、「あなたがレギュラーです」という環境では、本人の成績不振や怪我など、さまざまなリスクがあります。ですので、野手陣も競争できる環境をしっかりと構築すること、そして投手陣のウィークポイントもしっかり補うこと、これらをチームの戦力面では実施してきました。

そして、強化という観点でいくと、昨年のクライマックスシリーズ以降で強く感じたのは、「できることをした試合は勝てる」という点です。三浦監督も春季キャンプの際に言っていましたが、守備の強化、状況判断の強化といった点をかなり重視していました。それはどういうことかというと、持って生まれた身体能力やスキルの中で、守備がうまい選手、それほどではない選手もいると思います。しかし、そうした点を急にレベルアップさせたり、あるいはそうした選手を起用すると打力が落ちるといったトレードオフの話をしているのではなく、「その人ができることをしっかりと底上げしていこう」ということに、今取り組んでいます。

三浦監督の言葉を借りれば、「レベル10のうち、2の選手を10にすることはできなくとも、2の選手を3に、3の選手を4にすることは確実にできるはずだ」という点です。そこにはかなり全力で取り組んでいます。そのためにも、コーチ陣にも、そうした指導に長けた河田コーチのような方に入っていただき、外野守備や走塁などの意識を、キャンプ中も徹底的に高めているのを目にしました。当然、既存のコーチ陣にも、そうした指導に長けている方はたくさんいます。その方々には、今年からコーチの役割もより分かりやすく分割し、「あなたはこれを担当してください」と、コミュニケーションを取りながら進めています。チーム全体として、この組織が開幕時にどのような状態であるか、交流戦時にどのような状態であるか、そうした目標を目指しながら取り組んでいるため、表面的な戦力以上に緻密さは増しているのではないかと考えています。

目指すはリーグ優勝と日本一連覇のみ。ファンと共に「横浜奪首」へ!

寺本:それは非常に楽しみです。この動画が公開される頃には、シーズンが開幕していると思いますが、今の段階での意気込みを、最後にお願いいたします。

木村:昨年日本一となり、26年間お待ちいただいた横浜の皆さま、そしてファンの皆さまに、一つのお約束を果たすことができたと考えています。しかし、やはり我々が常に目指しているのは、リーグ優勝です。1年間を通じて皆さまに喜んでいただけるようなシーズンをしっかりと戦い抜き、その上で、リーグ優勝と日本一になることを改めて果たすことこそが、皆さまからこのチームをお預かりして運営している我々の使命だと考えています。

ですから、そこにたどり着くまでは、何かが成し遂げられたと胸を張ることはできません。昨年、ポストシーズンを勝ち抜き、日本一という称号を得ることはできましたが、もし今年、優勝以外の結果になった場合、昨年の記録というのは、「たまたま勢いがあったから達成できた記録だ」というのが、世間の評価になってしまうと考えています。そうではなく、昨年の日本一というのが「常勝軍団の入り口だった」と言っていただくために、しっかりと今年成果を残すことこそが、昨年の我々の評価をより良いものにしていく唯一にして最大の手段だと考えています。リーグ優勝と日本一を目指してまいりますので、今年も多大なるご声援をよろしくお願いいたします。

寺本:「横浜奪首」を実現していきましょう。本日はありがとうございました。

事業家のDNA

本記事の内容は、DeNAの公式YouTubeチャンネル「事業家のDNA〜事業家を目指すあなたへ〜」にて動画配信されています。そちらもぜひお楽しみください。

※本記事掲載の情報は、公開日時点のものです

編集:川越 ゆき 撮影:サンキャク株式会社

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