エンジニアとしての器を深く広く。『Pococha』に携わることで見えた成長の道筋
2022.03.10
「自分のキャリアの中に『起業』が出てくるとは全く思っていませんでした」
クラウド・SaaS管理プラットフォーム『zooba(ズーバ)』開発者の名和 彩音(なわ あやね)さんはそう話します。起業する前は、DeNAでサーバー・ネットワークの構築運用などを手がけるインフラエンジニアとして活躍。そして、SaaS運用管理に携わる中で、生まれた課題を解決する仕組みとして構想したツールが『zooba』、2021年の起業へとつながります。
なぜ彼女は起業に至り、それを成功させたのか。
起業前から伴走した、独立系VCデライト・ベンチャーズの「ベンチャー・ビルダー事業」とは?
名和さんと、ベンチャー・ビルダー事業の責任者である坂東 龍(ばんどう りょう)さんへのインタビューで紐解きます。
目次
──名和さんが起ち上げた『zooba』とはどんなサービスか、まずはそこから教えてください。
名和 彩音さん(以下、名和):端的に言うと、情シス(情報システム部門)の業務を楽に、かっこよく、をコンセプトに開発したAI支援ツールです。
ご存知のとおり、今では、Google Workspace、Slack、Notion、Zoomなど、企業の多くは、何かしらのSaaSを利用しています。
自社で管理運用の必要がないのがこれらSaaSのメリットですが、実際は契約の管理やアカウントの管理などがツール毎に発生。結果として、情シスの現場にいるインフラエンジニアの作業量が増え、負担も大きく、ミスを誘発するリスクが高まる側面があります。
一方、経営側の目線でいうと、ほぼ使っていないSaaSのアカウントがそのまま残り、ムダなコストになっている現実もあります。
──利用するSaaSの数、アカウントの数……と、会社の規模によってもその管理はかなりの負担になりそうです。
名和:こうした情シス部門の負担と企業の管理コストを削減するため、『zooba』はアカウントの利用状況を一元化して管理。誰がどのSaaSを使っているか、利用状況をチャットツールを通したアンケートによって棚卸し、アカウント管理台帳として使っていただくクラウドサービスになっています。
さらにAIを活用して、棚卸しによって得たSaaS利用状況をもとに、アカウント管理、ワークフロー、セキュリティポリシーのベストプラクティスも提案。さらにAIヘルプデスクなども横展開で開発、ローンチするなど、一環して、情シスなどコーポレートまわりの仕事に携わっている方々の工数を減らし、さまざまなリスクとコストを削減する支援ツールを運用しています。
──すでにauコマース&ライフ社、dely社など多くの企業での導入実績を持ち、デライト・ベンチャーズはもちろん、女性起業家への投資を行う「HearstLab」のアジア初の出資先となるなど、注目が高まっていますね。
名和:大変光栄です。 zoobaの起ち上げは2021年ですが、時間をさかのぼれば、私は自分のキャリアの中に「起業」が出てくるとはまったく思っていませんでした。
──名和さんは、どのような経緯でDeNAに入社し、起業に至ったのでしょう?
名和:そもそもDeNAの前は、日本マイクロソフトでエンタープライズ製品のサポートエンジニアとして活動していました。マイクロソフト製品を導入いただいている法人のお客様をサポートする仕事でしたが、次第に「マイクロソフト以外の製品も扱ってみたい」と考えるようになりまして。そんな時に、DeNAに入社していた先輩の「すごくおもしろい会社だよ」という言葉に惹かれ、ご縁をいただいて、2013年にインフラエンジニアとしてDeNAに入社。最初は社内のオンプレサーバーを管理監督する仕事をメインに、海外支社のインフラ整備なども手がけていました。
そして、DeNAがすべてのオンプレミスのサーバーを「クラウド化する」プロジェクトが2018年にスタートしました。
──その後、3年をかけて、サーバーをクラウドに全移行しました。
名和:おっしゃるとおりです。ただ私自身がこれまで手がけてきたインフラエンジニアリングのスキルや知見を深めることについて、エンジニアとしてのキャリアパスを再考したタイミングでもあり、仕事のレイヤーをあげようと、社内の情報システム部門であるIT戦略部に異動し、SaaSの運用担当になりました。
振り返ると、そのときの経験が、ビジネスシーズ発想の起点になりました。もちろん当初はシーズだとか意識は全くしていなかったのですが、そこが始まりです。
──それが冒頭でおっしゃった「SaaSの管理運用の手間とコスト」ですね。
名和:はい。オンプレサーバーなら、すべてのサーバーにスクリプトを追加、コマンドを実行すれば同時に設定タスクを完了することができます。しかし、SaaSとなると、同じ設定を一緒にすることが難しく、SaaS毎に違うAPIや属性があり、adminの権限を持って都度都度コンソールに入って作業が必要、といった細かな作業が多くありました。
「この作業は手間だな」「ミスがあったら怖いな」「退職者の管理で抜け漏れはないかな」と、SaaS管理に課題感を持つようになりました。
──なるほど。それが起業へとつながったのですね。
名和:いいえ。起業にすぐに直結したわけでないんです。きっかけをいただいたのが、デライト・ベンチャーズ。坂東さんとの出会いでした。
──坂東さんと名和さんの出会いのきっかけを教えてください。
坂東 龍さん(以下、坂東):名和さんとの出会いにつながるデライト・ベンチャーズの「ベンチャー・ビルダー事業」の話から先にさせてください。
私は2019年にDeNAからデライト・ベンチャーズに移籍して「ベンチャー・ビルダー事業」を起ち上げ、責任者をしています。デライト・ベンチャーズはDeNA発のベンチャーキャピタル(VC)です。
VCは、世の中を革新的に変えることが期待できるスタートアップに投資をします。そして資金のみならず、事業が成長するためのさまざまな支援をします。結果として、投資先スタートアップが大成功して株式上場や大型M&Aすると、キャピタルゲインを得るというビジネスモデルです。
我々のベンチャー・ビルダー事業はVCとしての投資に加えて、起業家とともにゼロからスタートアップを同時多発的に立ち上げる組織でもあります。全くのゼロから立ち上げ支援する点とプロダクト開発の専門チームで共同創業する点が一般的なVCと異なる特徴的なところです。
「スタートアップ起業は90%以上の確率で失敗する」と言われています。我々は、そのような失敗リスクをなるべく低減するべく、これから起業しようとする方々をゼロから支援しています。
──きびしい世界ですね。デライト・ベンチャーズとしても、スタートアップ投資はハイリスクであるということですよね?
坂東:はい。スタートアップのほとんどが失敗するのですが、起業の上流工程における失敗には再現性があります。大抵の場合は「顧客が解決したい課題がなかった」「課題が思ったよりも小さかった」という要因です。
他にも「ソリューション案がさほど課題を解決できなかった」「起業家にフィットする領域ではなかった」「タイミングが悪かった」など代表的な要因が続きます。数多くのスタートアップ予備軍を見てきた弊社としては、このような失敗事例を多く見てきました。
これらのありがちな失敗は、起業する前に相応のチェックと検証をしておけば、回避できることも多いのです。逆に言えば、典型的で無駄な失敗をしないように事業アイデアのチェックや検証のお手伝いもできるということ。
そこで、起業前の段階で、起業家予備軍の方に早くから“伴走”する。一緒になってゼロイチで事業をつくるところからサポートする。場合によっては、アイデアを授けるところからスタートし、こちらが紹介したエンジニアにも入ってもらい、初期のプロダクトからつくっていくことをフォローします。そうすることで、10%未満でしかないスタートアップの成功の確度を大きく向上させることができる、と期待しています。
──なるほど。それが「ベンチャー・ビルダー事業」なんですね。
坂東:はい。名和さんはこのベンチャー・ビルダーの仕組みを利用して起業したわけですが、実は我々がベンチャー・ビルダー事業を立ち上げた直後に、事業アイデアの種となる業務課題を探すためにDeNA社内の各部門にヒアリングをしたことが、出会いのきっかけだったんです。
名和:そうでしたね(笑)。
坂東:当時、DeNAの社内にいるさまざまな部門の専門職の人たちに、「業務課題はないか」「他にもビジネスの芽のようなものがないか」とヒアリングする中、情報システム部へのヒアリングで、SaaS管理業務の非効率について熱く語る名和さんがいたというわけです。
名和:自分たちが抱えている課題でもあったのですが、情シスに務めている他社の知人に聞くと、やはり同じ課題を抱いていました。また、どんどんSaaSは拡がっていくでしょうし、同じような課題を感じる情シスの方々はこれからも増えていくと感じていました。
何より、SaaSを一元管理できるシステムがあったらいい。まず私自身が使いたい、世の中の大勢の自分のような人たちにとっても、とても意義があると感じたんです。
そうしてヒアリングを受けるうちに「起業支援プログラムがあるのならば、私が、この事業を起ち上げたい」と、思わず手をあげた、というのが経緯なんです。
──まさに自分自身が欲しいサービスを思いついていた。しかも支援する仕組みがあるなら……と起業に向けて動かれたわけですね。とはいえ、誰でも投資対象になるわけではありませんよね。坂東さんは、名和さんのどういった部分を評価されたのでしょうか?
坂東:事業内容は、顕在課題を捉えた事業であり、マーケット全体の規模感も大きく急成長する領域で、ソリューションとしてもおもしろいとは思っていました。なぜ名和さんか?という点をお話しますと、我々が投資したい起業家の能力・素養というのが、3つあります。
1つめは「普遍的ビジネス能力」。論理的思考力や実行推進力、コミュニケーション力など、業種や職種を問わず必要なビジネス能力を、ハイレベルな状態で持っているか。事業を起ち上げ、推進していくための能力・馬力があるか、ここの能力は必須と考えています。その点では、DeNAでマネージャーとして活躍していた名和さんは充分なご経験をお持ちでした。
2つめは「起業領域に関する能力」です。やはり実際の顧客が持っている課題や悩み、競合などを実感をもって捉えられていないと、それこそ先に述べた「顧客が課題を持っていなかった」「課題が小さかった」という失敗につながりやすい。もちろん、サービスをつくり上げるうえで、高い解像度や専門的な知見がなければ、優位性を出せません。
長らくインフラエンジニアをされて、情シス業務の真ん中で常に課題と向き合っていた名和さんは、「起業領域に関する能力」も100点満点でした。
──最後の3つめは?
坂東:これは少しフワッとしていて感覚的なのですが、起業家としての人間的魅力です。顧客・投資家・社員・協業先などの「各関係者を巻き込む人間的魅力」があるかどうかを重視しています。
起業は一人ではできません。周囲のステークホルダーを惹きつけ、巻き込んで、その波に乗っていただくことがとても大事です。巻き込む魅力は起業家それぞれなのですが、名和さんは、ぐいぐいと引っ張るタイプではないのですが、事業に対する信念を持っているし、それでいて「みなさん、助けてください」と素直に伝えられるしなやかな強さがある。本当にすばらしい!
キャリアのなかで起業することは考えていなかったそうですが、実のところ、潜在的な起業家としての魅力や適性は、とても高いなと思いました。
名和:初めて聞きました(笑)。
──今おっしゃった3つは、デライト・ベンチャーズが投資を決める際のポイントで、かつベンチャー・ビルダー事業においても支援を判断する見極めの材料なわけですね。
坂東:そうですね。投資させていただくと、最長10年もの長きに渡るお付き合いになりますので、事業内容だけではなく、これらは支援させていただく上で重要なポイントだと思っています。逆に、我々も起業家から選ばれる立場でもありますので、しっかり貢献できる VC&ベンチャー・ビルダーでありたいと思っています。
──実際の支援、起業までのプロセスについて、『zooba』をどのように形にしていったのでしょうか?
名和:まずはそれまで通り、DeNAの情シスに籍を置きながら、週に何日かはデライト・ベンチャーズに向かい、坂東さんとともに、プロトタイプづくりや事業内容の整理などをしていきました。
──会社を辞めずに支援を受ける、というのも特徴的ですよね。
坂東:これは弊社のベンチャー・ビルダーの特徴ですね。起業家の中には、「起業する」と決めたら、まず会社を辞めて、自分の会社やチームをつくって突っ走る、という方もいます。何をやるかはまだしっかり決まっていないけれど、走りながら考える、といった感じで。
しかし、先述の通り、スタートアップはほとんどが失敗します。退路を断って走る前に、しっかりと検証して、確度を高めてから起業したほうが圧倒的に成功率は高い。なので、ベンチャー・ビルダー事業では今いる会社に勤めながら起業準備ができることを特徴にしています。
──DeNAの同じ部署の方々は、どんな反応でした?「同僚、マネージャーが起業する準備を始めている」となると少しザワつきそうですが。
名和:私も正直、最初はそれが不安でした。ただ、むしろ応援してくださる方が多く、主務の時間を調整してくれたり、あるいは「こんな機能があるといいですよね」とか「DeNA以外の情シスの人たちにも刺さるプロダクトにしてくださいね」とアドバイスをもらうシーンも多々ありました。
坂東:もちろん、他社の方ならば、それぞれの事情があると思うので「起業の準備をしている」「支援を受けている」とオープンにする必要はありません。その辺りもオンラインで対応したり、時間を変えるなどフレキシブルに調整できます。
──プロダクトをつくる資金と共に人材の支援もベンチャー・ビルダー事業ではあるのですか?
坂東:そうですね。ここは我々の強みです。優れたエンジニアの方をいちから探すのはかなり難易度が高いと思いますが、デライト・ベンチャーズの中にも、DeNAの中にもすぐれたエンジニアが多くいますので、そうした人材を紹介できるのは、大きなアドバンテージだと考えています。
ベンチャー・ビルダー事業では、投資に至るまでの起業プログラムがが2つあって、1つは課題解決型の事業を起こす「VチャレBiz」、もうひとつは価値提案型の起業である「VチャレTech」があります。
前者は業務における無駄や非効率・低品質などの課題を見つけて、その解決のためのサービスや製品で合理的に解決する事業。後者はエンタメのように感情や好みによって非合理に消費判断されるような事業です。
名和さんが在籍されていた頃はまだ正式なプログラムとして運用はされていませんでしたが、名和さんのzooba案は、前者の「課題解決型」のプロセスを踏んでいました。名和さんの専門性を持った業務領域だったので、顕在課題の確認やその規模の調査、トライアル営業など、しっかりと事前検証が行えました。
その後デライト・ベンチャーズのエンジニアと初期プロダクトをつくり始めました。名和さん自身がエンジニアだったので、プロダクト開発においては比較的エンジニアとも意思疎通しやすかったのではないかと思います。もちろん上手く進まなかったこともありました。
──上手く進まなかったこととは?
名和:情シスが抱えている課題を、いかに投資家の方やエンジニア以外の方に理解してもらい、スケールする青写真をお伝えできるか。そのためのプレゼン資料づくりや、プレゼンテーションの仕方にはそうとう四苦八苦しました。
坂東:自分の情シス課題としては深く理解していて、周囲のエンジニアも同意しているけれど、その解決手法の有効性や優位性を最初は他の投資家にうまく伝えられないこともあったと思います。伝え方、言葉選びは、大変でしたよね。事業戦略についても議論を重ねました。
名和:ピッチ用の資料づくりを毎日ブラッシュアップ。その作業だけで、坂東さんをはじめとしたベンチャー・ビルダーの皆さんと、30回以上はやりとりしました。おかげで良いものができて、多くの方々に伝えられました。
坂東:ですね。もっとも、名和さんが在籍していた頃は、まだベンチャー・ビルダー事業が立ち上がったばかりで起業プログラムとしてまだまだ整備されていなかった。今は、そうした企画資料や事業計画などのノウハウもたまったし、検証の武器も整備されて、うんとショートカットできるようになりました。名和さん等プログラム初期の起業家の方々が試行錯誤してくれたおかげですね。
──そうした努力が実って、『zooba』はローンチ。その後も名和さんのインフラエンジニアならではの視点で「情シス」現場の業務を劇的に効率化させるサービスで躍進、じわじわとスケールさせていらっしゃいます。振り返って、いかがですか?
名和:起業を決めてから今日まで、1日たりとも同じ日はありません。それは「楽しい」なんて言葉ではくくれないし、苦労や大変さもとても多い。
ただ、あきらかに「充実」していますし、「こんな働き方、生き方が自分にできるんだ」と驚きも感じています。
ユーザーインタビューに伺うと、「『zooba』でめっちゃ助かってます」「つくっていただいてありがとう」といったコメントをいただき、社会の役に立てている実感があります。インフラ系のエンジニアでしたからなおさらなのかもしれませんが、今胸いっぱいにそれを感じられるのは本当に幸せだなと思います。
──起業するとはどういうことだと思いますか?
坂東:起業することの一番の醍醐味は、自分がオーナーシップを持って事業をつくり、世の中に価値を届けるということだと思います。
ただ、起業も大きく2つあって、たとえば「自分で新しく商売を始めます」というのも起業のひとつなのですが、スタートアップの起業というのは、世の中に大きく革新的な価値を提供する。特に規模感、インパクトが大きいというところがポイントです。
我々が今支援しているのは後者。オーナーシップを持って大きなインパクトがある価値を世の中に提供し急成長していってもらう、というところを我々は支援していきたいと考えています。
名和:私は起業家として見た「起業」になりますが、人生のチャレンジの中の一つなのかなと思っています。私の場合は、課題解決に挑戦する、そのキャリアの先に起業がありました。自分がこれまでやってきたことが社会に貢献できるチャンス=起業だったのかなと。
──起業前後で、その定義は変わりましたか?
名和:変わりました。今までは起業家って、特定の条件を持ったスーパースターのような方しかできないんじゃないかって思っていたんですけど、実際自分がやってみて、その道のりも決断も簡単ではありませんが、社会を少しでも良くする一端を担えているのは幸せです。
生きてきたこれまでの時間を社会のために使う、そう意識が変わったタイミングが起業でした。キャリアの枠を広く捉えて起業にチャレンジする。私の子どもにも「チャンスがあるなら起業してみなさい」とすすめているくらいです。
──今後の目標、ビジョンを教えてください。
名和:今年の1月に、海外の投資家様から当社にとって初めての出資をいただきました。CTOが外国籍ということもあり、中長期的には海外のお客様にも使っていただけるように事業をグローバル化していきたい。軸としては、やはり私は情シス部門出身のエンジニアなので、その感覚を引き続き大事にしながら、情シス、コーポレート部門の方が活躍することが企業にとってプラスになる、ということを届けられるように、ITの領域から、しっかりプロダクトをつくっていきたいと思います。
──では最後に。起業を考えるエンジニアの方に対して何か言葉をかけるとしたら、どんなことを伝えたいですか?
名和:何より、技術とビジネス両方の視点を持つことが大切だと思います。エンジニアの方って、技術だったりテクノロジーだったり、それらを使って課題を解決していく、実現する力を強く持っていると思いますし、そこに興味を持つ方も多いのではないでしょうか。
技術を持ちながら、一歩離れてビジネス課題を、社会を見る。今世の中では何が起こっているんだろうと俯瞰して、その中で我々エンジニアがどのように介在して、何をつくることができるだろうという視点で考えると、新たなサービスやプロダクトを生み出す可能性、起業のチャンスが見えてくるのではないかと思います。
※本記事掲載の情報は、公開日時点のものです。
執筆:箱田 高樹 編集:川越 ゆき 撮影:内田 麻美
DeNAでわたしたちと一緒に働きませんか?